勉強法 読了 10分更新 2026-09-05

中小企業診断士の過去問は何年分・何周?1次と2次の進め方と復習例

診断士の過去問は何年分・何周解くべきかを、残り時間と復習の質で決める方法を解説。1次・2次の違い、公式問題の入手先、間違いの分類、1週間の復習例を紹介します。

執筆・編集:診断士AI編集部一次資料との照合:診断士AI編集部編集・検証方針

過去問は「年数×周回数」より、解き直せる計画にする

中小企業診断士の過去問は、まず直近の問題で問われ方を確認し、解く時間と復習する時間を一組にして取り組む範囲を決めましょう。1次では直近5年程度を計画の出発点にする方法がありますが、「5年解けば十分」「最低5周しないと受からない」という一律の基準はありません。

2次試験では、1事例について自分の答案を作り、設問要求と与件の根拠を照合する工程が必要です。10年分を急いで一度ずつ解くより、取り組んだ事例の失敗を次の答案で修正できているかを確認してください。

確認日:2026年9月5日。 本記事の年数・周回・スケジュールは診断士AI編集部の学習提案です。合格に必要な公式条件や、合格者調査の結果ではありません。旧版の「最低ライン」「理想の周回数」といった断定を見直しました。

公式過去問はどこで手に入る?

日本中小企業診断士協会連合会の過去問題ページから、受験する区分・年度・科目の問題を確認してください。1次の正解・配点と、問題の解説は別のものです。詳しい解説が必要なら、参考書・問題集の選び方で教材の役割を確認します。

2次では、公式問題・出題の趣旨と、出版社等の解答例を区別します。解答例や再現答案は比較の資料として使い、非公開の公式採点基準と同一視しないことが大切です。

1次試験の過去問は何年分?

直近の1科目を解き、使える時間を測る

初めから全科目10年分を予定に入れず、まず1科目で解答と復習にかかる時間を測ります。その時間を受験科目数と年度数に広げ、残りの学習時間に収まるかを確認します。

例えば、ある科目の1年分を解くのに1時間、復習に2時間かかったなら、5年分で約15時間です。これは計画用の例で、科目ごとの試験時間や実際の復習時間を示すものではありません。2周目以降の時間も別に確保してください。

状況取り組み方の例先へ進む前に確認すること
初めて問題を見る直近1年で形式を知る用語不足・読解・計算のどこで止まるか
基礎を学習中章ごとに対応する年度の問題へ進む正解の根拠を説明できるか
基礎を一通り学習済み直近5年程度を候補に計画する解答と復習の両方に時間が取れるか
同じ問題を覚えてしまった未見の年度・類似問題を追加する条件や数字が変わっても考えられるか
残り時間が少ない既に解いた問題の苦手論点を優先する新しい年度を増やして復習が残らないか

経営法務や中小企業経営・政策などは、法令・制度・統計の前提が変わることがあります。古い年度の正解を現行制度の説明として暗記せず、対象年度の前提と教材の改訂情報を確認しましょう。

何周すべき?正答と「理解して正答」を分ける

回数を増やしても、答えの記号を覚えて正答しているだけなら理解を確かめられません。次のように問題を分類すると、解き直す範囲を決めやすくなります。

分類状態次の行動
A根拠を説明して正答した間隔を空けて確認する
B正答したが迷った・勘で選んだ判断に使う用語や条件を説明する
C知識や考え方が足りず誤答したテキストや用語集に戻り、再回答する
D単位・条件・計算を取り違えたミスした手順を明記して計算し直す

1周目は全体の課題を把握し、2周目はB・C・Dを中心に解き直す、という運用ができます。必要なら3周目を追加します。「3周」という回数自体を合格判定には使いません。

間違えた問題の復習例

次はオリジナルの短い計算例です。販売単価1,000円、1個当たり変動費600円、固定費200,000円のとき、損益分岐点数量を求めます。単価と費用の条件は一定とします。

  • 誤った式: 200,000÷1,000=200個
  • 正しい式: 200,000÷(1,000−600)=500個
  • 原因: 売上のすべてを固定費回収に使えると考え、変動費を引かなかった
  • 次回の確認: 1個当たり限界利益を先に書く

復習メモは「計算ミス」で終わらせず、何を取り違え、次にどこを確認するかまで書きます。事例ⅣのCVPを登録なしで解くと、式・数字・電卓操作を合わせて確認できます。

コピーして使える復習表

年度・科目・設問解答日分類誤った理由次回の確認点再回答日・結果
自分が解いた問題を記入月/日A〜D用語・条件・式を具体的に1文で書く月/日・根拠を説明できたか

解説全文を写す必要はありません。次の自分が同じミスに気づける短い記録を残します。

2次試験は何年分?1事例の復習を基準に決める

最初は1事例を本番の制限時間を意識して解き、答えが完成しない理由を整理します。本文を読むのに時間がかかったのか、根拠を選べなかったのか、字数内にまとめられなかったのかで次の練習が変わります。

  1. 解答例を見る前に自分の答案を残す。 未完成でもその時点の答えを保存します。
  2. 設問の要求を分解する。 誰について、何を、どの条件で書くかを確認します。
  3. 与件の根拠を対応させる。 書いた主張がどの記述から導けるかを確認します。
  4. 解答例・再現答案と比較する。 表現の一致だけで採点せず、要求・根拠・因果関係の差を言葉にします。
  5. 次の設問で一つ改善する。 同じ答案を暗記するのでなく、根拠を使う手順を再現します。

必要な年度数は、ここまで行う時間から逆算してください。2次試験の答案の書き方事例別の対策で、練習する工程を選べます。年度別の総合演習と、短い設問・計算の練習は役割が違うため、両方の時間を確保しましょう。

過去問と問題集・アプリを使い分ける

教材主な役割選ぶ際の注意
公式過去問出題形式・時間配分を知る正解や出題の趣旨と詳細解説を区別する
年度別過去問題集1年分を通して解き、解説で復習する収録年度、訂正情報、答案用紙を確認する
論点別の過去問集同じ論点を年度をまたいで解く年度別教材との重複を確認する
テキスト対応の問題集学んだ章をすぐ確認する過去問かオリジナル問題かを確認する
学習アプリ短時間の反復、履歴や弱点の確認収録範囲・履歴の保存条件・無料範囲を確認する

どれかを一律に「上位互換」「必須」とするのでなく、いま足りない役割を補います。公式過去問と診断士AIの類似問題の違いも参考にしてください。

社会人向け:1週間の復習サイクル例

これは勤務時間に合わせて調整するモデルプランです。

学習内容終わりに残すもの
1論点の過去問を解くB・C・Dに分類した問題
テキストで原因を確認次回の確認点を1文
解説を閉じて再回答根拠を説明できたか
同じ論点の別問題を解く条件が変わったときの間違い
苦手だけ短く復習する週末に解く問題
土日年度別演習と振り返り来週の優先課題を3つ

通勤中などは登録なしの1次5問体験で、短く解いて解説を確認する練習ができます。診断士AIの問題は公式過去問の転載ではなく、オリジナル類似問題です。会員向けの問題演習では解答履歴と弱点復習を使えますが、紙の公式過去問の誤答が自動で取り込まれるわけではありません。

1次の演習と弱点復習を7日間無料で試す。カード登録不要・体験終了後の自動課金はありません。有料プランは料金と利用条件を確認して選べます。

よくある質問

Q. 過去問は5年分だけで十分ですか? A. 年数だけでは判断できません。5年程度を計画の出発点にしつつ、未見の問題への対応と苦手論点の改善を確認します。法令・統計などの前提変更にも注意してください。

Q. 同じ問題を3周すれば合格できますか? A. 周回数で合格を保証できません。正解の根拠、誤った選択肢が違う理由、数字や条件が変わった場合の解き方を説明できるかで復習の必要性を判断してください。

Q. テキストを全部読んでから過去問を始めますか? A. 章単位で読む・解く・戻る方法が取り入れやすいです。全体の形式を知るため、早い段階で公式問題にも目を通すと、何を学ぶのかを確認できます。

Q. 2次試験は10年分解く必要がありますか? A. 全員に共通する必要年数はありません。1事例の解答・根拠確認・答案改善までの時間を測り、残り期間に収まる年度数を決めてください。

Q. 診断士AIで公式過去問の誤答履歴を管理できますか? A. アプリ内で解いた対応問題の履歴と、紙や別サービスで解いた公式問題の記録は別です。公式過去問の誤答は上の復習表などで管理し、アプリでは同じ論点の類似問題を反復する使い方ができます。

関連ガイド

読んだ次は、解いて確認

自分に必要な学習を、まず体験する

1次試験の問題演習か、2次試験・事例Ⅳの計算を選べます。登録なしで問題と解説を試してください。

登録なしで体験する

登録なしで使える1次試験問題は490問。全1,400問・学習履歴・弱点復習は、無料登録後7日間の体験または有料プランで利用できます。料金・利用範囲を見る

🐕
診断士AI 編集部

中小企業診断士試験の合格を目指す受験生を支援するために、試験対策・勉強法・最新の試験情報を発信しています。詳しく見る →

関連記事