勉強法 読了 10分2026-03-15
中小企業診断士 2次試験の攻略法|事例Ⅰ〜Ⅳの解き方と合格答案の書き方
中小企業診断士2次試験(事例Ⅰ〜Ⅳ)の攻略法を解説。合格答案に共通するフレームワーク、事例ごとの解答パターン、時間配分のコツを詳しく紹介。
中小企業診断士 2次試験とは
2次試験は、与件文(事例企業の説明文)を読み、設問に対して記述式で回答する試験です。正解が公表されない独特の試験であり、多くの受験生が苦労する関門です。
**合格の本質は「与件文に書いてある事実を根拠に、フレームワークを使って解答する」**ことです。
4事例の特徴と対策
事例Ⅰ:組織・人事
出題テーマ
- 組織構造(機能別・事業部制・マトリクス等)
- モチベーション管理・人事評価
- 経営戦略(成長戦略・多角化・撤退)
解答のフレームワーク
- 組織変更の設問 → 「〇〇することで、△△の効果が期待できる」
- 人材育成の設問 → 「OJT/Off-JTを通じ、専門性を高める」
- 経営課題の設問 → SWOT分析で与件文の事実を整理
頻出キーワード 権限委譲、フラット化、成果主義、OJT、コアコンピタンス、アウトソーシング
事例Ⅱ:マーケティング・流通
出題テーマ
- ターゲット顧客の設定(STP)
- マーケティングミックス(4P)
- 新規顧客獲得・既存顧客維持(CRM)
解答のフレームワーク
- ターゲット → 「〇〇(具体的な顧客層)をターゲットに」
- 施策 → 「Product/Price/Place/Promotionの観点から」
- 効果 → 「〇〇により△△を実現する」
頻出キーワード ニーズ、ウォンツ、差別化、プロモーション、ブランディング、リピート率向上
事例Ⅲ:生産・技術
出題テーマ
- 生産プロセスの改善(ボトルネック解消)
- 品質管理・コスト削減
- 設備投資・外注管理
解答のフレームワーク
- 問題点 → 「〇〇により、△△という問題が生じている」
- 改善策 → 「〇〇を導入することで、△△を解消できる」
- 効果 → 「リードタイム短縮・コスト削減・品質向上」
頻出キーワード 段取り替え、小ロット化、かんばん方式、QCD(品質・コスト・納期)、標準化
事例Ⅳ:財務・会計
出題テーマ
- 経営分析(財務指標の計算と分析)
- CVP分析(損益分岐点・利益計画)
- 投資意思決定(NPV・IRR)
- 記述問題(助言)
解答のフレームワーク
- 経営分析 → 優れている指標1つ、課題のある指標2つを挙げ、理由を説明
- CVP → 公式を確実に使い、計算過程を明記する
- 助言 → 計算結果を根拠に「〇〇のため、△△を推奨する」
重要な計算公式
損益分岐点売上高 = 固定費 ÷ 限界利益率
NPV = Σ(各年キャッシュフロー ÷ (1+割引率)^n) - 初期投資
時間配分の戦略
各事例80分で解答します。時間管理が合否を分けます。
| フェーズ | 時間 | 内容 |
|---|---|---|
| 設問確認 | 5分 | 全設問を読み、解答の方向性を掴む |
| 与件文精読 | 20分 | 重要箇所にマーキングしながら読む |
| 解答作成 | 50分 | 設問ごとに解答を組み立てる |
| 見直し | 5分 | 誤字・脱字・論理の確認 |
合格答案を書くための3原則
原則1:与件文の言葉を使う
採点者に「与件文をちゃんと読んでいる」ことを示すため、与件文中の表現をそのまま引用します。自分の言葉で言い換えると点数を失いやすいです。
原則2:フレームワークの型を使う
「〇〇のため、△△を行い、□□を実現する」という型で書くと、論理的な解答になります。
原則3:設問の「問いかけ」に正確に答える
「理由を述べよ」→ 理由を書く 「施策を提案せよ」→ 施策を書く 「課題を述べよ」→ 課題を書く
問われていないことを書いても加点されません。
2次試験の勉強法
- 過去問3年分を精読:まず解かずに模範解答を読んで、「なぜこの解答になるのか」を理解する
- 与件文の読み方を練習:重要キーワード(強み・弱み・問題点)にマーキングする習慣をつける
- 80分タイムトライアル:本番と同じ時間で解く練習を繰り返す
- 模範解答との比較:自分の解答と比べ、何が足りないかを分析する
まとめ
2次試験の合格率は約18〜19%と低いですが、正しい解答の型を身につければ着実に合格に近づけます。
- 与件文の事実を根拠にする
- フレームワークの型で論理的に書く
- 時間配分を守って全設問に解答する
診断士AIの対話型演習機能を使って、設問への回答練習を繰り返しましょう。
📣 記事の内容を実践してみよう
🐕