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PER・PBRとは?違い・計算式・覚え方を数字で比較

PERは利益、PBRは純資産と株価を比べる指標です。公式を暗記するだけでなく、同じ企業の数字から両方を計算し、PBR=PER×ROEまで一気につなげます。

執筆・検証:診断士AI編集部目安:8分

30秒で比較

PERとPBRの違い

比較PER(株価収益率)PBR(株価純資産倍率)
計算式株価 ÷ EPS株価 ÷ BPS
見るもの1株当たり当期純利益1株当たり純資産
財務諸表損益計算書(P/L)の利益貸借対照表(B/S)の純資産
性質一定期間のフロー一時点のストック
注意点赤字なら通常の比較に不向き債務超過なら通常の比較に不向き

数字を変えて即時計算

PER・PBR・ROE計算機

金額は百万円、株式数は百万株で単位をそろえています。入力内容は保存・送信されません。

EPS(1株利益)

200円

当期純利益 ÷ 株式数

BPS(1株純資産)

1,200円

純資産 ÷ 株式数

PER(株価収益率)

12倍

株価 ÷ EPS

PBR(株価純資産倍率)

2倍

株価 ÷ BPS

3指標のつながり

PBR 2PER 12ROE 16.67%

ROEは小数に直して掛けます。例:16.67% → 0.1667

覚え方

PBRのBはBook-valueのB

PBRのBはBook-value(簿価)。貸借対照表(Balance Sheet)にある純資産を使う、と結びつけます。PBR=純資産、残ったPER=利益、と片方を軸にすると混同を防げます。

式を丸暗記しない

PBR = PER × ROE

株価 ÷ EPS × EPS ÷ BPS

= 株価 ÷ BPS

= PBR

ここでは同じ期・同じ株式数を使う単純化した試験学習用モデルです。

計算問題の解き方:先にEPS・BPSを作る

株価2,400円、当期純利益200百万円、純資産1,200百万円、発行済株式数1百万株とします。

  1. 1. EPS200百万円 ÷ 1百万株 = 200円
  2. 2. BPS1,200百万円 ÷ 1百万株 = 1,200円
  3. 3. PER2,400円 ÷ 200円 = 12倍
  4. 4. PBR2,400円 ÷ 1,200円 = 2倍
  5. 5. 検算ROE=200÷1,200=16.67%、12×0.1667≒2倍

「低い=必ず割安」と決めない

倍率は株価の相対水準を見る材料です。ただし、低い理由が将来の減益予想や事業リスクにある場合もあります。業種の違い、同業他社、過去推移、成長性を合わせて読みます。

  • PER:赤字・一時利益・予想利益の変化に注意
  • PBR:資産の換金価値や含み損益は簿価と一致しない

この教材は試験学習用であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。

Quick Check

3問で理解を確認

ここでの問題は理解確認用のオリジナル問題です。公式過去問の転載ではありません。

確認 1

株価1,500円、EPS100円のとき、PERはいくらですか?

確認 2

PBRの計算に直接使う1株当たり指標はどれですか?

確認 3

PERが12倍、ROEが10%のとき、PBRはいくらですか?

0 / 3問 回答済み

PER・PBRのよくある質問

PERとPBRの違いは何ですか?

PERは株価を1株当たり当期純利益(EPS)で割り、株価と利益の関係を見る指標です。PBRは株価を1株当たり純資産(BPS)で割り、株価と純資産の関係を見る指標です。PERはフロー、PBRはストックを見ます。

PERとPBRの覚え方は?

PBRのBをBook-value(簿価)のBと結びつけ、貸借対照表(Balance Sheet)にある純資産を使うと覚えます。残ったPERは損益計算書の当期純利益を使います。

PBR=PER×ROEになるのはなぜですか?

PER=株価÷EPS、ROE=当期純利益÷純資産です。同じ株式数で1株当たりに直すとROE=EPS÷BPSなので、PER×ROE=株価÷EPS×EPS÷BPS=株価÷BPS=PBRになります。

PERやPBRが低ければ必ず割安ですか?

必ずしも割安とは限りません。将来の減益予想、事業リスク、資産の質、業種ごとの資本構成などが低い倍率に反映されている場合があります。同業他社や過去推移、成長性などと併せて読みます。

赤字企業のPERはどう読みますか?

当期純利益が0以下ではEPSも0以下となり、通常のPERによる割高・割安比較は適しません。この計算機では算定不可と表示します。純資産が0以下の場合も同様に、通常のPBR比較には注意が必要です。

次は知識を問題で使う

PER・PBRの式を確認したら、財務・会計の科目別問題で「どの数字を使うか」を見分ける練習へ進みます。

参考・検証先

計算式と用語の意味は、日本取引所グループの公開情報と経済産業省資料を参照しました。試験問題を確認するときは試験実施機関の原典を利用してください。