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ROE・ROA・ROIの違いとは?計算式と覚え方を図解

3つとも「投じたお金に対して、どれだけ利益を得たか」を見る指標です。違いは誰の資本・どの範囲の投資を分母にするか。同じ会社の数字を動かし、ROEのデュポン分解までつなげます。

執筆・検証:診断士AI編集部目安:10分

まず分母を見る

ROE・ROA・ROIの違い

指標基本式分母視点注意
ROE当期純利益 ÷ 自己資本Equity株主レバレッジで上がる
ROA事業利益 ÷ 総資産Assets会社全体分子の定義を確認
ROI対応利益 ÷ 投下資本Investment対象投資・事業対象範囲を確認

分子と分母を変えて比較

ROE・ROA・ROI+デュポン分解計算機

すべて同じ金額単位で入力してください。入力内容は保存・送信されません。

損益・リターン(百万円)
資本・資産(百万円)

ROE

20%

株主資本の収益性

当期純利益 ÷ 自己資本

ROA

15%

会社全体の資産効率

事業利益 ÷ 総資産

ROI

20%

対象投資の効率

対応利益 ÷ 投下資本

ROEのデュポン分解

ROE 20%純利益率 10%総資産回転率 1財務レバレッジ 2

同じROEでも、利益率・資産回転・負債活用のどこで生まれたかが違います。自己資本を小さくするとレバレッジが上がり、ROEだけが高く見える点に注意してください。

正しい覚え方

Return on の後ろが分母

  • E=Equity:自己資本
  • A=Assets:総資産
  • I=Investment:投下資本

語呂合わせより、正式な英語と分母を結ぶほうが応用問題にも対応できます。

デュポン分析

ROE=稼ぐ力×回す力×借りる力

売上高当期純利益率 × 総資産回転率 × 財務レバレッジ

結果のROEだけでなく、どの要素が押し上げたかを見ます。借入依存による上昇なら、安全性との両立が論点です。

ROA・ROIは問題文の定義を最優先

ROAの分子には事業利益、営業利益、当期純利益などが使われます。ROIも対象となる利益・投下資本の範囲が目的で変わります。名称だけで機械的に決めず、問題文や資料の定義を確認してください。

この計算機では、ROAを「事業利益÷総資産」、ROIを「投資に対応する利益÷対象投下資本」と明示して計算します。

Quick Check

3問で理解を確認

ここでの問題は理解確認用のオリジナル問題です。公式過去問の転載ではありません。

確認 1

当期純利益100百万円、自己資本500百万円のとき、ROEはいくらですか?

確認 2

総資産は同じまま自己資本だけが小さくなった場合、ほかの条件が同じなら財務レバレッジとROEはどうなりますか?

確認 3

ROAの計算式が問題文で「営業利益÷総資産」と指定されている場合、どう計算しますか?

0 / 3問 回答済み

ROE・ROA・ROIのよくある質問

ROE・ROA・ROIの違いは何ですか?

ROEは自己資本に対する当期純利益、ROAは総資産に対する利益、ROIは特定の投下資本に対する対応利益を見ます。誰の資金・どの範囲の投資を評価するかが違います。

ROEとROAはどちらを重視しますか?

目的によります。株主の視点ではROE、負債も含む会社全体の資産効率ではROAを見ます。ROEは財務レバレッジで高くなるため、ROAや安全性指標も併せて読むことが重要です。

ROE・ROA・ROIの覚え方は?

3つともReturn on ○○です。onの後ろが分母と考え、Equity=自己資本、Assets=総資産、Investment=投下資本と正しい英語に結びつけます。

ROAの分子は当期純利益ですか、事業利益ですか?

資料や分析目的により、当期純利益、営業利益、事業利益などが使われます。診断士試験では問題文に定義が示されることがあるため、その指示を最優先します。この教材の計算機は事業利益÷総資産で計算します。

デュポン分析とは何ですか?

ROEを売上高当期純利益率、総資産回転率、財務レバレッジの3要素に分解する方法です。ROEの高さが収益性、資産効率、負債活用のどこから生まれたかを確認できます。

株価指標とつなげて理解する

ROEを理解したら、PER・PBRのページで「PBR=PER×ROE」を実際の数字から検算できます。

参考・検証先

指標の定義とデュポン分析は、公開されている専門機関の解説を照合しました。試験問題は実施機関の原典を確認してください。