公式FAQベース

中小企業診断士の
科目合格・科目免除ガイド

科目合格制度は、忙しい社会人にとって強力な武器です。ただし、免除科目を60点扱いにする、 申込後に免除を追加できると思う、2次に必要な科目まで完全に止める、といった誤解があると逆効果になります。 公式FAQをもとに、制度の正しい使い方と2年計画への落とし込みを整理します。

科目合格基準

満点の60%

通常は100点中60点以上が目安

免除できる年度

翌年度・翌々年度

申請しなければ免除扱いにならない

免除科目の扱い

判定対象外

60点換算でも前回得点引継ぎでもない

申請タイミング

受験申込時のみ

受付後の追加申請は不可

確認日:本ページは2026年6月19日時点の試験FAQと令和8年度第1次試験案内をもとに作成しています。申込時には必ず公式の最新案内も確認してください。

RULES

科目合格・科目免除の基本ルール

科目合格は「満点の60%」が基準

第1次試験の合格基準に届かなかった場合でも、受験した科目ごとに科目合格基準で判定されます。通常は各科目60点以上を取った科目が科目合格の対象です。

例:7科目合計は390点で1次不合格でも、財務・会計70点、運営管理65点なら、その科目は科目合格の対象になります。

免除は自動ではなく、申請が必要

科目合格した科目は、翌年度と翌々年度に限り、受験者の申請により免除されます。免除を希望する場合は、受験申込時に科目合格時の受験番号などを入力します。

例:令和8年度は、令和7年度または令和6年度に科目合格した科目が申請対象です。

免除科目は60点扱いではない

免除された科目は合否判定の対象外です。免除科目を60点や100点とみなしたり、科目合格時の得点を引き継いだりする扱いではありません。

例:2科目免除で5科目受験なら、受験した5科目だけで総点60%以上かつ40%未満なしを判定します。

1次合格すると科目合格の権利は消える

第1次試験に合格すると、それまでの科目合格による科目免除の申請資格はなくなります。科目合格は、1次不合格時に次年度以降へつなぐ制度です。

例:令和7年度に1次合格して2次を受けなかった場合、令和8年度に「前年の科目合格」として1次科目免除を使うことはできません。

最大の誤解は「免除科目を60点に足す」こと

免除科目は、合否判定の分母から外れます。2科目免除で5科目受験する場合は、 受験した5科目について総点60%以上かつ1科目でも40%未満がないかを見ます。 免除科目の前回得点を引き継ぐわけではありません。

令和8年度概要へ

週15〜20時間以上を確保できる人

1年合格狙い

7科目すべて受験し、総点420点以上と足切り回避を同時に狙う

科目合格は保険。最初から科目を捨てると2次準備が遅れます。

仕事・家庭で週10時間前後が限界の人

2年計画

1年目は主要3〜4科目を深く取り、2年目に残り科目と2次準備へ移る

免除科目の知識維持を怠ると、2次事例Ⅰ〜Ⅳで失速します。

前年に一部科目で60点以上を取っている人

リベンジ受験

免除申請で負担を減らし、残り科目の平均60%以上を最優先する

申込後に免除を追加できないため、受験票到着前ではなく申込時点で決めます。

USE OR RETAKE

科目免除を使うか、あえて再受験するか

科目合格した科目は、必ず免除した方がよいとは限りません。 1次の負担を下げたい科目は免除し、2次試験や得点源に直結する科目は再受験も検討します。 判断は受験申込時点で必要になるため、残り科目の足切りリスクと有効期限を同時に確認します。

DECISION FLOW

科目免除を使う前に確認する4ステップ

科目合格制度で失敗しやすいパターン

免除科目を60点として総点に足してしまう

免除申請を忘れ、あとから追加できると思ってしまう

財務・会計を免除して、事例Ⅳの計算練習まで止めてしまう

科目合格の期限を見ずに、重い科目を後ろ倒しにする

科目合格を狙う年なのに、欠席科目の受験料が安くなると誤解する

2次関連科目は知識を維持する

企業経営理論、運営管理、財務・会計は、1次試験で免除できても2次試験で使います。 免除によって1次の負担を下げるのは有効ですが、完全に手放すと事例Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・Ⅳの答案作成で苦しくなります。 週1回の短い復習や、関連する2次事例の演習に接続して知識を保つのが安全です。

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よくある質問

中小企業診断士1次試験の科目合格基準は何点ですか?

科目合格基準は、満点の60%を基準として試験委員会が相当と認めた得点比率です。通常は100点満点の科目で60点以上が目安です。

科目合格の有効期限はいつまでですか?

科目合格した科目は、受験者の申請により翌年度と翌々年度に限り免除されます。令和8年度では、令和7年度または令和6年度に科目合格した科目が申請対象です。

免除科目は60点として合計点に入りますか?

入りません。免除された科目は合否判定の対象外です。60点や100点として扱うのではなく、受験した科目だけで総点60%以上かつ40%未満なしを判定します。

科目免除申請を忘れた場合、あとから追加できますか?

できません。公式FAQでは、免除申請は受験申込受付期間内のみで、あとから免除申請することはできないとされています。申込時に入力内容を確認する必要があります。

科目合格した科目をあえて再受験できますか?

免除申請をしなければ再受験できます。免除申請をした科目は受験できず、合否判定の対象外になります。

自己採点で1次合格が厳しい場合、最初に何をすべきですか?

まず科目別に60点以上、40点未満、ボーダー科目を分けます。1次合格が厳しい場合でも、60点以上の科目は翌年度以降の科目免除候補になるため、自己採点結果を科目別に残しておくことが重要です。