事例Ⅰ〜Ⅳの全体像

中小企業診断士
2次試験対策の始め方

2次試験は、知識量だけでなく、与件文を読み、設問要求に合わせて答案へ変換する試験です。 事例Ⅰ〜Ⅳの特徴、80分の使い方、1次学習中から始める準備、1次試験後の初動を整理し、今日の学習に落とし込みます。

4事例
筆記試験の構成
事例Ⅰ〜Ⅳをそれぞれ対策
80分
1事例あたり
読む・考える・書くを固定
3科目
1次から直結
経営・運営・財務が土台
通年
事例Ⅳ対策
計算は早めに反復
結論:2次試験は「1次合格後に初めて見る」のでは遅れやすい領域です。自己採点で可能性が見えたら、48時間以内に4事例の役割、事例Ⅳ、答案骨子へ切り替えましょう。

FOUR CASES

事例Ⅰ〜Ⅳの特徴

2次試験で伸び悩む理由

2次試験は、勉強量がそのまま点数に見えにくい試験です。 ただし原因を分解すれば、読む、考える、書く、計算するのどこを鍛えるべきかが見えてきます。

難易度ガイドも見る

与件文を読むだけでは点にならない

本文を理解しても、設問要求に合う根拠を拾えなければ答案になりません。線を引く場所より、「その根拠をどの設問で使うか」を決める練習が必要です。

知識をそのまま書くとずれやすい

SWOT、4P、QCDなどのフレームは便利ですが、与件文の制約を無視すると一般論になります。2次試験では、知識を企業の状況に合わせて言い換える力が重要です。

80分の使い方で答案品質が変わる

読む、考える、書く、見直すを毎回事前に配分しておかないと、最後の設問が空欄になりがちです。時間配分は本番前ではなく、演習初期から固定します。

事例Ⅳは計算ミスがそのまま失点になる

財務・会計は考え方が合っていても、途中計算のミスで点を落とします。公式を覚えるだけでなく、電卓なしでも流れを説明できる状態を目指します。

ROADMAP

2次試験対策の6ステップ

1

1次学習中

1次の主要3科目を2次目線で学ぶ

企業経営理論、運営管理、財務・会計は2次試験に直結します。用語暗記で終わらせず、「事例で使うならどう書くか」を意識します。

1次試験対策を見る
2

早期演習

与件文と設問要求を分けて読む

まず設問で問われている役割を確認し、次に与件文から使える根拠を拾います。何となく全体を読むより、設問ごとの材料集めに切り替えます。

与件文の読み方を見る
3

過去問演習

答案骨子を先に作る

いきなり文章を書くと、根拠不足や一般論が混ざります。結論、根拠、施策、効果を短く並べてから本文化すると、答案が安定します。

答案復習のコツを見る
4

通年

事例Ⅳを毎週の固定枠にする

事例Ⅳは短期集中より、CVP・NPV・経営分析を小さく反復する方が伸びます。1次の財務・会計と同時に始めると負担が軽くなります。

事例Ⅳ公式を見る
5

1次試験後

1次試験後は48時間以内に2次へ切り替える

自己採点で合格可能性が見えたら、合格発表を待たずに4事例の役割確認、事例Ⅳ計算、80分演習の型作りへ移ります。

2次日程を確認する
6

2次直前期

80分演習で型を固める

読む時間、考える時間、書く時間を毎回同じ流れにします。時間切れの原因が読解か、骨子作成か、記述速度かを分けて改善します。

80分の使い方を見る

まず避けたい失敗

1次終了まで2次を完全に見ない

形式を知らないまま1次だけ進めると、2次に直結する科目の深掘りが遅れます。

模範解答を暗記しようとする

同じ文章を書く試験ではありません。根拠の拾い方と答案の組み立て方を復習しましょう。

事例Ⅳをまとめて後回しにする

計算は短期で一気に伸ばしにくいため、週1回でも早めに触れる方が安全です。

RELATED ARTICLES

2次試験対策と一緒に読む記事

全体戦略、日程、与件文、80分配分、再現答案、事例Ⅳをまとめて確認すると、演習の迷いを減らせます。

2次試験の記事一覧へ
勉強法2026-04-0518分

中小企業診断士 2次試験の勉強法【合格者が教える事例別攻略法】

中小企業診断士2次試験(事例Ⅰ〜Ⅳ)の合格に向けた効果的な勉強法を事例別に解説。再現答案の使い方、与件文の読み方、事例Ⅳの計算対策まで、独学でも通用する攻略法を紹介。

記事を読む
試験情報更新 2026-06-2113分

中小企業診断士 2次試験 日程 2026年|筆記試験の実施日と申込期間【完全版】

中小企業診断士2次試験(筆記)の2026年度の試験日程を徹底解説。筆記試験10月25日、申込期間、合格発表日、事例Ⅰ〜Ⅳの試験時間割、当日の流れまで完全網羅。1次試験合格者に必須の情報。

記事を読む
2次試験2026-04-3014分

2次試験 与件文の読み方テクニック|合格者は何を線引きしているか

中小企業診断士2次試験の与件文をどう読むべきかを解説。強み、弱み、制約、時系列の拾い方と、線引きしすぎて失敗するパターンを整理しました。

記事を読む
2次試験2026-04-3012分

2次試験の80分をどう使う?|時間配分の最適解と演習法

中小企業診断士2次試験で80分を使い切るための時間配分を解説。読む、考える、骨子、記述、見直しの目安時間と、崩れにくい練習法をまとめました。

記事を読む
2次試験2026-04-3012分

2次試験 再現答案の活用法|合格者と不合格者の差を見抜く

中小企業診断士2次試験の再現答案をどう読むべきかを解説。合格答案の丸写しではなく、設問解釈、要素数、言い切り方、時間配分の差を見抜く読み方を整理しました。

記事を読む
事例Ⅳ2026-03-1230分

【2026年版】事例Ⅳ対策の完全ロードマップ|ゼロから合格レベルまでの勉強法と攻略戦略

中小企業診断士2次試験 事例Ⅳの対策方法を完全網羅。経営分析・CVP・NPV・CF計算書・企業価値評価の5テーマを学習順序と具体的な解法付きで解説。60点を確保するための現実的な得点戦略、過去5年の出題傾向分析、受験生がやりがちな計算ミスTOP5も収録。

記事を読む

NEXT ACTION

2次試験対策に使える無料リソース

2次試験の記事へ

よくある質問

中小企業診断士2次試験は何から対策すればいいですか?

まず事例Ⅰ〜Ⅳの役割を把握し、1次試験の企業経営理論・運営管理・財務会計を2次試験とつなげて学ぶのがおすすめです。特に事例Ⅳの計算は早めに始めると後半が楽になります。

1次試験の勉強中から2次対策は必要ですか?

必要です。過去問を大量に解く必要はありませんが、2次試験の形式と事例Ⅳ計算には早めに触れておくと、1次学習の優先順位が明確になります。

1次試験後、2次試験対策はいつ始めるべきですか?

自己採点で合格可能性が見えたら、48時間以内に2次試験の全体像確認へ切り替えるのがおすすめです。合格発表を待ってから始めると、事例Ⅳ計算、与件文読解、80分演習の型作りが後手になりやすいです。

2次試験の80分はどう配分すればいいですか?

目安として、設問確認、与件文読解、答案骨子作成、記述、見直しの流れを固定します。正解の配分は人によって変わりますが、毎回同じ手順で解き、詰まった工程を記録することが重要です。

事例Ⅳが苦手な場合はどうすればいいですか?

公式暗記だけでなく、経営分析・CVP・NPVなどの典型パターンを短時間で反復します。計算過程を分解し、どのステップでミスしたかを記録すると改善しやすくなります。