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経済学・経済政策直前チェックシート

頻出5論点を「何を見るか→どう判定するか→どこで間違えるか」の順に横断確認できます。 説明を読んで終わらず、各項目を自分の言葉で説明できるかチェックしてください。

4択問題で確認
執筆・編集:編集責任者:管理人(中小企業診断士・令和7年登録)目安:8

3-minute review

3分で使う手順

  1. STEP 1

    判定軸を隠す

    論点名だけ見て、式や方向を口に出す

  2. STEP 2

    ひっかけを確認

    混同しやすい概念を対にして説明する

  3. STEP 3

    深掘りへ戻る

    曖昧な論点だけ図・計算・確認問題を解く

Five checkpoints

頻出5論点の判定早見表

□に印を付けながら確認し、説明できなかったカードの「図と計算で深掘り」を開いてください。

01□ 自分で説明できる

ワルラス的調整とマーシャル的調整

均衡点へ戻るとき、何が動くかを先に決める。

図と計算で深掘り

判定ルール

  • ワルラス:数量差(需要量−供給量)を見て、価格が動く。超過需要なら価格上昇。
  • マーシャル:価格差(需要価格−供給価格)を見て、数量が動く。需要価格が高ければ数量拡大。

典型的な誤答

需要曲線と供給曲線の位置だけで安定・不安定を決めない。調整方式が違えば、読む差と動く変数も違う。

公式出題例:平成28年度 第14問

02□ 自分で説明できる

余剰分析

価格線と需要・供給曲線で囲まれた面積を分ける。

図と計算で深掘り

判定ルール

  • 消費者余剰:支払意思額を示す需要曲線の下、実際の価格の上。
  • 生産者余剰:実際の価格の下、供給曲線の上。税収=1単位当たり税額×課税後取引量。
  • 死荷重:課税前の総余剰−(課税後の消費者余剰+生産者余剰+税収)。

典型的な誤答

課税後の社会的総余剰に税収を足し忘れない。税収は移転であり、それ自体を死荷重にしない。

公式出題例:令和元年度 第10問

03□ 自分で説明できる

スルツキー分解

価格効果を、代替効果と所得効果の2段階に分ける。

図と計算で深掘り

判定ルール

  • 価格効果=代替効果+所得効果。
  • 自財の価格上昇では、代替効果はその財の需要量を減らす方向。
  • 正常財の所得効果は需要を減らす方向、劣等財では増やす方向。

典型的な誤答

線分の長さだけでなく向きを付けて足す。所得効果が正だからといって、直ちにギッフェン財とは限らない。

公式出題例:平成24年度 第17問

04□ 自分で説明できる

ギッフェン財

価格上昇時の2効果を、向きと絶対値で比較する。

図と計算で深掘り

判定ルール

  • 劣等財であることが必要。ただし、それだけではギッフェン財にならない。
  • 価格上昇時、需要を増やす所得効果が、需要を減らす代替効果を絶対値で上回ると成立。
  • 結果として価格効果が正になり、その範囲では価格上昇で需要量が増える。

典型的な誤答

「高価格だから欲しくなる」ヴェブレン効果と混同しない。ギッフェン財は所得制約と2効果で説明する。

公式出題例:平成24年度 第17問

05□ 自分で説明できる

比較優位と機会費用

生産量の多さではなく、断念するもう一方の財を比べる。

図と計算で深掘り

判定ルール

  • 生産時間表なら、X財1単位の機会費用=X財の必要時間÷Y財の必要時間。
  • 同じ財について機会費用が低い国が、その財に比較優位を持つ。
  • 単純な2国2財モデルの交易条件は、両国の機会費用の間に置く。

典型的な誤答

必要時間が短いことは絶対優位。一国が両財に絶対優位でも、機会費用が異なれば比較優位は分かれる。

公式出題例:平成29年度 第20問

Final five

本番前の最終5チェック

  • 問題文から「価格差・数量差・面積・効果・機会費用」のどれを問うか特定した
  • グラフの軸、固定される条件、動く変数を確認した
  • 増加を+、減少を−として、効果の向きを付けた
  • 絶対優位と比較優位、劣等財とギッフェン財を別々に判定した
  • 公式過去問で出題形式を確認し、間違えた論点は操作教材へ戻った

公式問題文・選択肢は転載していません。出題例は論点の重要性を示す参考であり、今後の出題を保証するものではありません。公式情報:中小企業診断協会「過去の試験問題」