2次試験 読了 14分2026-04-30
2次試験 与件文の読み方テクニック|合格者は何を線引きしているか
中小企業診断士2次試験の与件文をどう読むべきかを解説。強み、弱み、制約、時系列の拾い方と、線引きしすぎて失敗するパターンを整理しました。
与件文は「全部覚える」より「使う情報を選ぶ」ことが大切
2次試験では、与件文を丁寧に読んでいるつもりなのに、設問で使える情報が残っていない人が少なくありません。全体戦略は 2次試験対策の全体ガイド で確認できますが、実戦では読む技術を別で鍛える必要があります。
線を引くべき情報は4種類
| 種類 | 具体例 | 使いどころ |
|---|---|---|
| 強み | 技術力、顧客基盤、立地、ブランド | 助言の根拠 |
| 弱み | 属人化、人手不足、営業力不足 | 問題点の特定 |
| 制約 | 資金不足、小規模、設備余力なし | 現実的な助言 |
| 時系列 | 創業期、転換点、直近の変化 | 原因分析 |
この4種類に分けて読めるだけで、与件文の情報はかなり整理しやすくなります。
読み方の基本手順
1. 設問を読んでから与件へ入る
先に設問要求を見ておくと、何を拾うべきかのアンテナが立ちます。特に事例Ⅰと事例Ⅱは、対象が誰かを先に意識するだけで読む精度が上がります。
2. 色分けは多くても3色まで
強み、弱み、制約くらいに絞ると、見返したときに情報が散りません。色が増えすぎると、それ自体が作業になってしまいます。
3. メモは短く、本文の余白に残す
長い要約を書くより、「若手不足」「外注ばらつき」「既存客高齢化」のように短い名詞で残す方が、骨子作成につながります。時間配分は 80分の使い方 と合わせて固定しておくと効果的です。
よくある失敗
- 与件文の前半で時間を使いすぎる
- 強みと事実を区別できていない
- 設問に関係ない数字まで追いかける
- 線を引いたのに骨子へ転記しない
線を引くこと自体が目的になると失敗します。目的は、答案で使う情報を素早く取り出せる状態を作ることです。
演習での鍛え方
- 過去問を20分だけで読む
- 強み、弱み、制約を三つずつ抜く
- 設問ごとに使う情報だけ丸で囲む
- 読み終えたら不要な線を消す
この練習を続けると、必要情報と不要情報の見分けが速くなります。再現答案と合わせて比較したい人は 再現答案の活用法 も役立ちます。
まとめ
与件文の読み方は、知識よりも手順で改善できます。強み、弱み、制約、時系列の4分類で読み、設問に必要な情報だけを骨子へ運ぶ流れを固定しましょう。
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