事例Ⅱ マーケティング戦略の解法パターン|ターゲット×4Pの切り口
中小企業診断士2次試験の事例Ⅱで安定得点するために、ターゲット設定と4Pのつなぎ方を整理。誰に、何を、どう売るかを答案に落とす基本パターンをまとめました。
事例Ⅱは「誰に何をどう売るか」を崩さないことが最優先
事例Ⅱはアイデア勝負に見えますが、実際はターゲット設定と4Pの整合が取れているかで点差がつきます。まずは 2次試験対策の全体像 と 事例Ⅱの基本記事 を読み、事例Ⅱがマーケティングの科目だと再確認しておくと迷いが減ります。
この記事では、与件文からターゲットを切り出し、4Pへつなぐための型を整理します。
事例Ⅱで使う基本パターン
| 見る順番 | 確認すること | 答案に入れる内容 |
|---|---|---|
| 1 | 誰に売るか | 既存客、新規客、地元、観光客、法人 |
| 2 | 何を売るか | 主力商品、新商品、体験価値、限定性 |
| 3 | どう売るか | 店頭、SNS、EC、紹介、イベント |
| 4 | なぜ効くか | 顧客ニーズ、強み活用、リピート化 |
ターゲットが曖昧なまま4Pだけ書くと、どれだけ良い施策でも点が伸びません。事例Ⅱは「施策の豪華さ」より「流れの自然さ」です。
ターゲット設定で失点しないコツ
既存客と新規客を混ぜない
設問が既存顧客の売上拡大なのに、新規客向け施策を書いてしまうミスは非常に多いです。顧客を分けるだけで施策の精度が上がります。
与件文の強みをターゲットに結びつける
老舗感、手作り、地域密着、技術力、接客力など、与件の強みを生かせる相手に絞るのが基本です。フレームの基本は 7科目ガイド や 企業経営理論の勉強法 でも確認できます。
4Pはセットで書く
事例Ⅱの答案では、Product、Price、Place、Promotion を別々に思いつくよりも、ひとつの提案としてつなげて書く方が強いです。例えば、観光客向けの高付加価値商品を、休日限定で、駅前導線とSNSで訴求する、という形です。
- Product: 誰の悩みに応える商品か
- Price: 高価格でも納得される理由はあるか
- Place: 顧客が買いやすい接点はどこか
- Promotion: 認知から来店まで何で動かすか
ありがちな失敗
- ターゲットを広くしすぎる
- 与件にない施策を盛り込みすぎる
- 4Pのうち Promotion だけで終わる
- 施策と効果がつながっていない
「SNSで発信する」は万能ではありません。誰に届けるのか、どの商品をどう見せるのかが伴って初めて意味があります。
演習での鍛え方
- 設問ごとにターゲットを一言で書く
- 与件の強みを二つ抜く
- 4Pを一行ずつ下書きする
- 最後に効果で締める
この下書きの型を固定すると、80分でも安定して書けます。時間の使い方は 80分の時間配分ガイド と一緒に見直すのがおすすめです。
まとめ
事例Ⅱで安定得点するには、ターゲットを先に決め、そのあとに4Pを整合的に並べることが基本です。派手な提案より、与件に沿った自然な提案の方が評価されやすいと覚えておきましょう。
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