2次試験 読了 15分2026-04-30

事例Ⅰ 組織・人事の鉄板フレームワーク5選|中小企業診断士2次試験

中小企業診断士2次試験の事例Ⅰで頻出の組織・人事フレームワークを5つに厳選。権限移譲、OJT、評価制度、採用、組織文化を答案でどう使い分けるかを具体例付きで整理します。

事例Ⅰは「知っている理論」を答案に落とせるかで差がつく

事例Ⅰは、与件文に書かれた人材課題をどう整理し、どう助言するかを問う科目です。勉強の全体像は 2次試験対策の全体ガイド で確認できますが、実際の答案では「どの切り口で書くか」がすぐに決まらない受験生が多くいます。過去の出題傾向は 事例Ⅰの基本戦略 でも解説しています。

この記事では、事例Ⅰで再現性高く使えるフレームワークを5つに絞り、与件文のどこを見たら使うべきかまで整理します。

まず押さえたい鉄板フレームワーク5つ

フレーム使う場面答案での書き方
組織構造部門間連携不足、属人化権限移譲、役割明確化、会議体整備
人事制度評価不満、離職、育成停滞等級、評価、報酬の整合
採用配置人手不足、若手不足中途採用、計画配置、後継者育成
動機付け士気低下、挑戦不足目標共有、裁量付与、表彰
組織文化ワンマン化、変化抵抗理念浸透、対話、現場巻き込み

事例Ⅰでは、難しい理論名を並べることよりも、「組織をどう回る状態に変えるか」を書ける方が得点しやすいです。フレームは考える順番を揃えるために使います。

フレームを与件文に当てる順番

1. 誰の問題かを先に特定する

社長、工場長、営業部、ベテラン、若手など、課題の主体が誰かで切り口は変わります。若手の定着なら人事制度や育成、部門間衝突なら組織構造が優先です。

2. 原因と対策を分けて読む

与件文には「創業者が強く統制していた」「評価が年功的」「技能継承が口伝」など、原因のヒントが散らばっています。原因を拾えたら、対策は一気に絞れます。与件文の読み方自体は 与件文の読み方テクニック も参考になります。

3. 施策は必ず一貫させる

たとえば権限移譲を書くなら、会議体整備、評価基準明確化、管理者育成までつなげる必要があります。単発の施策だけだと「思いつき答案」に見えやすくなります。

事例Ⅰでよく外すポイント

  • 抽象語だけで終わる
  • 現場の実態に合わない理想論を書く
  • 人事制度と組織構造を混同する
  • 社長の思いと現場運用をつなげない

特に多いのが、「コミュニケーションを強化する」とだけ書いて終わる答案です。何の場で、誰と誰が、何を共有するのかまで書くと具体性が出ます。

80分で答案に落とす実践手順

  1. 設問要求で対象を確認する
  2. 与件文から原因を二つか三つ拾う
  3. 使うフレームを一つ決める
  4. 効果まで一文でつなげる

時間配分で迷う人は 2次試験の80分時間配分ガイド を先に読んでおくと、考える時間と書く時間のバランスが取りやすくなります。

まとめ

事例Ⅰのフレームワークは、知識を増やすことより「使う順番を固定する」ことが大切です。組織構造、人事制度、採用配置、動機付け、組織文化の5本柱で見れば、大半の設問は整理できます。

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