用語集 読了 7分2026-03-24

ROI(投資利益率)とは?|「この投資、元取れる?」を数字で判断する方法

ROI(Return on Investment:投資利益率)を「自動販売機ビジネス」にたとえてわかりやすく解説。計算方法、ROEとの違い、診断士試験での頻出パターンを初心者向けに解説。

ROIを30秒で理解する

ROIは「この投資、元取れる?」の答えを出す計算式です。

あなたが100万円で自動販売機を設置したとします。1年間で得られた利益が20万円。

ROI = 利益 ÷ 投資額 × 100 = 20万 ÷ 100万 × 100 = 20%

つまり「100万円投資して、1年で20%のリターンがあった」ということ。

ROIが高いほど「投資効率が良い」。ROIがマイナスなら「元が取れていない=赤字」。


なぜROIが重要なのか

投資の「比較」ができる

投資先投資額年間利益ROI
自動販売機A100万円20万円20%
自動販売機B200万円30万円15%
Web広告50万円15万円30%

利益の「額」だけ見ると自動販売機Bが最大。しかし**投資効率(ROI)**で見ると、Web広告が最も効率が良い。

限られた資金をどこに投じるべきか。 その判断にROIを使います。


ROIとROEの違い

ここで混同しやすい2つの指標を整理します。

指標何を見ている?計算式
ROI投資に対するリターン利益 ÷ 投資額
ROE株主のお金に対するリターン当期純利益 ÷ 自己資本

ROIは「個別の投資判断」、**ROEは「会社全体の経営効率」**を見るものです。

たとえ話で言うと:

  • ROI → 「この自動販売機を置く意味はあるか?」(個別判断)
  • ROE → 「この会社に投資する価値はあるか?」(株主目線の全体判断)

診断士試験での出題パターン

1次試験(財務・会計)

  • 「設備投資AとBのROIを比較し、有利な投資先を選べ」
  • 「ROIが高い投資案を採用すべき理由を述べよ」

2次試験(事例Ⅳ)

  • 「新規設備投資のROIを計算せよ」
  • 「投資判断の指標としてROIを用いることの利点と限界を述べよ」

ROIの限界: ROIは「いつ回収できるか(時間)」を考慮しない。5年で20%と1年で20%では意味が全く違う。そこで使うのがNPV(正味現在価値)やIRR(内部収益率)です。


日常生活でもROI思考を使ってみる

  • 資格の勉強 — 1,000時間投資して、年収が100万円上がるなら?5年で500万円のリターン。ROIは非常に高い。
  • 転職 — 転職活動に3ヶ月使って、年収が50万円上がるなら?1年で元が取れる。

ROI思考が身につくと、「その行動に見合うリターンがあるか」を常に数字で判断できるようになります。

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