マクロ経済学経済学

GDP(国内総生産)とは?

教科書的な定義

一定期間内に国内で生産されたすべての最終財・サービスの付加価値の合計。三面等価の原則により、生産・分配・支出の三面から測定でき、いずれも同額になる。

図でつかむ経済学・経済政策

GDP(国内総生産)を、ひと目で。

GDPを生産面から求めるときは、各段階の付加価値を足します。原材料から最終製品までの売上をそのまま足すと、原材料の価値が重複します。

国内で農家が小麦を100円で売り、製粉業者がそれを粉にして150円で売り、パン店が300円のパンを最終販売する仮例。付加価値は100円、50円、150円で合計300円。売上合計550円とは違う。
同じ期間に国内で生産・販売し、輸入・在庫増減・税補助金の調整なし。農家の中間投入は0円という仮例です。
ここを覚える

産出額から中間投入を引いた付加価値を、段階ごとに足す。 ※数値は仮例。

  1. 01

    農家と製粉

    農家は産出100−中間投入0=付加価値100円。製粉業者は産出150−小麦100=付加価値50円です。

  2. 02

    パン店の付加価値

    パン店は最終販売300−粉150=付加価値150円。原材料の価値をもう一度生み出したことにはしません。

  3. 03

    合計を確認

    100+50+150=GDP300円。最終財のパン300円と一致します。売上100+150+300=550円をGDPにすると二重計上です。

付加価値は利益だけではなく賃金なども含みます。「総」は固定資本減耗を控除する前という意味で、幸福度やすべての家事労働を直接測る指標ではありません。

図解の出典・確認資料

図解:診断士AI編集部/確認日:

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ざっくり言うと

国全体の「売上高」みたいなもの。日本というお店が1年間にいくら稼いだかの成績表です。ラーメン屋の売上、美容室の売上、トヨタの車の売上…国内で生産されたモノ・サービスの合計金額。ただし中間投入は二重計上しないよう差し引きます。

もう少し詳しく

GDP(国内総生産)は三面等価の原則により、生産面・分配面・支出面のどこから計算しても同じ値になります。支出面では Y=C+I+G+(X−M)。名目GDPは時価評価、実質GDPは基準年価格で評価。GDPデフレーター=名目GDP÷実質GDP×100でインフレ率を把握します。

具体例

2023年の日本の名目GDPは約591兆円で、ドイツに抜かれ世界4位に。GDPの約6割を個人消費が占めるため、消費の動向がGDP成長率を大きく左右します。コロナ禍の2020年は個人消費の急減でGDPが大きく落ち込みました。

試験対策ポイント

三面等価の原則と GDP=C+I+G+(X−M) は絶対暗記。名目と実質の違い、GDPデフレーターの計算は毎年のように出題される。

「GDP(国内総生産)」のよくある質問

Q. GDP(国内総生産)とは何ですか?わかりやすく教えてください

一定期間内に国内で生産されたすべての最終財・サービスの付加価値の合計。三面等価の原則により、生産・分配・支出の三面から測定でき、いずれも同額になる。 わかりやすく言うと、国全体の「売上高」みたいなもの。日本というお店が1年間にいくら稼いだかの成績表です。ラーメン屋の売上、美容室の売上、トヨタの車の売上…国内で生産されたモノ・サービスの合計金額。ただし中間投入は二重計上しないよう差し引きます。

Q. GDP(国内総生産)は診断士試験のどの科目で出題されますか?

GDP(国内総生産)は「経済学」の科目で出題されます。マクロ経済学の分野に分類され、関連する概念と合わせて理解することが重要です。

Q. GDP(国内総生産)の具体例を教えてください

2023年の日本の名目GDPは約591兆円で、ドイツに抜かれ世界4位に。GDPの約6割を個人消費が占めるため、消費の動向がGDP成長率を大きく左右します。コロナ禍の2020年は個人消費の急減でGDPが大きく落ち込みました。

Q. GDP(国内総生産)を効率よく覚えるコツは?

GDP(国内総生産)を覚えるコツは、①まず定義を自分の言葉で言い換えること、②実際のビジネスや日常生活の具体例と結びつけること、③関連する用語とセットで比較しながら覚えることです。診断士AIの4択クイズで繰り返し出題されることで、記憶が定着します。

診断士AIクイズ
この用語を4択で確認しよう

Q. 次の説明に当てはまる用語は?

「一定期間内に国内で生産されたすべての最終財・サービスの付加価値の合計」

読んだ次は、解いて確認

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「GDP(国内総生産)」の基本情報

用語名GDP(国内総生産)
分野マクロ経済学
出題科目経済学
重要度★★★★★頻出
関連用語数8語

「GDP(国内総生産)」を覚えた次にやること

用語の意味を確認したら、同じ分野の用語、科目別の攻略法、問題演習へ進むと知識が得点につながります。

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