ハロッド=ドーマー・モデルとは?
シェア教科書的な定義
貯蓄率と資本係数を用いて経済成長率を説明する初期の成長モデル。保証成長率と自然成長率が一致する均衡成長は不安定であり、ナイフエッジ問題として知られる。
ざっくり言うと
経済が安定して成長し続けるには、投資と貯蓄のバランスを保ちながら、人口成長と技術進歩に見合った「保証成長率」を達成し続なければならない。しかし少しでもずれると不安定になってしまう、ナイフの刃の上を歩くような不安定な均衡理論がハロッド=ドーマー・モデルです。
もう少し詳しく
ハロッドのモデルでは保証成長率=s/v(s:貯蓄率、v:資本係数)、ドーマーのモデルでは成長率=s×σ(σ:資本の生産性)として定式化。経済成長が保証成長率を超えると累積的に加速し、下回ると累積的に低迷する「不安定性の原理(ナイフエッジ問題)」が成立します。
具体例
途上国の経済開発政策に用いられた。「必要な成長率を達成するために、どれだけの投資(貯蓄)が必要か」を計算する枠組みとして活用。ODAや世界銀行融資の必要額算出の根拠になりました。
試験対策ポイント
保証成長率の計算式 g=s/v(貯蓄率÷資本係数)は必出公式。自然成長率(人口成長率+技術進歩率)、保証成長率、現実成長率の3種類の成長率の関係を整理すること。
「ハロッド=ドーマー・モデル」のよくある質問
Q. ハロッド=ドーマー・モデルとは何ですか?わかりやすく教えてください
貯蓄率と資本係数を用いて経済成長率を説明する初期の成長モデル。保証成長率と自然成長率が一致する均衡成長は不安定であり、ナイフエッジ問題として知られる。 わかりやすく言うと、経済が安定して成長し続けるには、投資と貯蓄のバランスを保ちながら、人口成長と技術進歩に見合った「保証成長率」を達成し続なければならない。しかし少しでもずれると不安定になってしまう、ナイフの刃の上を歩くような不安定な均衡理論がハロッド=ドーマー・モデルです。
Q. ハロッド=ドーマー・モデルは診断士試験のどの科目で出題されますか?
ハロッド=ドーマー・モデルは「経済学」の科目で出題されます。マクロ経済学の分野に分類され、関連する概念と合わせて理解することが重要です。
Q. ハロッド=ドーマー・モデルの具体例を教えてください
途上国の経済開発政策に用いられた。「必要な成長率を達成するために、どれだけの投資(貯蓄)が必要か」を計算する枠組みとして活用。ODAや世界銀行融資の必要額算出の根拠になりました。
Q. ハロッド=ドーマー・モデルを効率よく覚えるコツは?
ハロッド=ドーマー・モデルを覚えるコツは、①まず定義を自分の言葉で言い換えること、②実際のビジネスや日常生活の具体例と結びつけること、③関連する用語とセットで比較しながら覚えることです。診断士AIの4択クイズで繰り返し出題されることで、記憶が定着します。