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勉強法 読了 10分2026-03-10

中小企業診断士 2次試験 事例Ⅱ マーケティング攻略法|STP・4Pの使い方を完全解説

中小企業診断士2次試験の事例Ⅱ(マーケティング・流通)を攻略するための解答フレームワークを解説。STP分析・4P戦略の使い方と合格答案の書き方を紹介。

事例Ⅱはマーケティングの総合問題

2次試験の事例Ⅱは**「マーケティング・流通」**をテーマにした事例です。主に中小企業の販売戦略や顧客開拓について、コンサルタントとして助言します。

事例Ⅱは他の事例に比べて**「施策提案型」の設問が多い**のが特徴です。「どのような施策を提案するか」という問いに対して、具体的かつ論理的に答える力が求められます。

事例Ⅱの頻出テーマ

テーマ1:新規顧客獲得のターゲット設定

最も頻出のテーマです。「誰をターゲットにするか」を明確に設定した上で、施策を提案します。

よく出るターゲット例

  • 近隣の法人顧客(BtoB展開)
  • 特定の年代層(シニア・子育て世代・インバウンド等)
  • 既存顧客の紹介による新規顧客

解答の型: 「〇〇(ターゲット)をターゲットに、△△(ニーズ)に応える□□(施策)を実施する。これにより、〇〇(効果)が期待できる。」

テーマ2:既存顧客の維持・深耕(CRM)

よく出る状況

  • 顧客の来店頻度低下・離反
  • リピーターの育成
  • 顧客との関係性強化

使えるキーワード

  • ロイヤルティプログラム(ポイント制度・会員制度)
  • クロスセル・アップセル
  • 顧客データの活用(CRM)
  • ニュースレター・SNSによる関係性維持

テーマ3:地域・コミュニティとの連携

地方の中小企業の事例では「地域との連携」が重要テーマになります。

使えるキーワード

  • 地域ブランド活用
  • 異業種連携・コラボレーション
  • 地元のイベント・祭りへの出展
  • 観光・インバウンド需要の取り込み

テーマ4:デジタル活用・SNSマーケティング

近年増加しているテーマです。

使えるキーワード

  • SNS(Instagram・X・LINE)の活用
  • ECサイト・オンライン販売の拡大
  • 口コミ・UGC(ユーザー生成コンテンツ)の活用
  • 動画コンテンツによる認知拡大

STP分析の使い方

事例Ⅱの解答では、**STP(セグメンテーション→ターゲティング→ポジショニング)**のフレームワークを意識して解答を組み立てます。

セグメンテーション(市場細分化)

与件文の情報から、どんな顧客グループが存在するかを特定します。

セグメント化の軸:

  • 地理的:地域、都市部/郊外
  • 人口動態的:年齢、性別、家族構成、職業
  • 心理的:ライフスタイル、価値観
  • 行動的:購買頻度、使用用途、ロイヤルティ

ターゲティング(標的市場の選定)

与件文で企業の強みと一致するセグメントを選びます。

ターゲット選定の基準:

  1. 企業の強みが活かせるか
  2. 競合が少ないか
  3. 市場規模・成長性はあるか

ポジショニング(差別化ポイントの明確化)

「なぜ競合ではなく自社を選ぶのか」を明確にします。

ポジショニングマップを頭の中で描き:

  • X軸:価格(低←→高)
  • Y軸:専門性(低←→高)

などで自社の位置づけを確認します。

4P分析の使い方

施策提案の設問では4Pのフレームワークを使います。

要素設問での使い方キーワード例
Product(製品)新商品開発・既存商品改良・サービス追加付加価値、カスタマイズ、ラインナップ
Price(価格)価格設定・値引き戦略・バンドル販売プレミアム価格、セット販売、割引制度
Place(流通)販売チャネルの拡大・縮小EC展開、直販、代理店活用
Promotion(プロモーション)認知向上・情報発信・関係構築SNS、口コミ、イベント、チラシ

4Pを組み合わせた解答例

「Product:季節限定商品を開発し、Price:既存商品より20%高い価格設定でブランド価値を維持する。Place:SNSで告知し実店舗への来店を促進。Promotion:InstagramとLINEで既存顧客にリーチし、口コミによる拡散を狙う。」

与件文の読み方:事例Ⅱで拾うべき情報

マーキングすべき情報

  1. 企業の強み(他社にない技術・立地・関係性)
  2. 現在の顧客属性(誰が、いつ、なぜ買うか)
  3. 競合の状況(競合との差別化ポイント)
  4. 地域の特性(観光地・住宅街・商業地等)
  5. 経営者の思い・制約(解答の方向性を縛る要素)

事例ⅡでやってはいけないNG解答

NG1:与件文に根拠のない施策を提案する

「SNSを活用すべきだ」→ 与件文にSNS活用の根拠がなければ使わない

NG2:ターゲットが曖昧

「幅広い層をターゲットにする」→ 具体的なセグメントを必ず示す

NG3:施策の理由・効果が書かれていない

「新商品を開発する」だけでは不十分 →「〇〇(強み)を活かした新商品を開発することで、△△(ターゲット)のニーズに応え、□□(効果)を実現する」

事例Ⅱ対策の学習法

  1. 過去問を読んで「出題パターン」を把握する(最初は解かずに解答を読む)
  2. STP・4Pを使った解答の型を身につける
  3. 80分タイムトライアルを繰り返す
  4. 模範解答と自分の解答を比較し、何が不足かを分析する

まとめ

事例Ⅱ攻略のポイント:

  • STPでターゲットを明確に絞る
  • 4Pで施策を体系的に提案する
  • 与件文の強みを根拠に使う
  • 施策→理由→効果の流れで書く

診断士AIでは、事例Ⅱの過去問を使った演習と、AIによる解答添削が受けられます。「このターゲット設定は適切か」「4Pが全部書かれているか」をAIが即座にチェックしてくれます。

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