マクロ経済学経済学

消費関数とは?

教科書的な定義

所得と消費の関係を示す関数。ケインズ型消費関数ではC=C₀+cYで表され、C₀が基礎消費、cが限界消費性向を意味する。乗数効果の大きさを左右する重要な概念。

図でつかむ経済学・経済政策

消費関数を、ひと目で。

ケインズ型消費関数では、基礎消費と、可処分所得に応じて増える消費を分けます。増加分の割合を表すのが限界消費性向です。

消費関数C=20+0.8Ydの直線。横軸は月の可処分所得Yd、縦軸は月の消費Cで単位は万円。所得100のとき消費100、所得150のとき消費140。所得50の増加に対して消費は40増える。
説明用モデル C=20+0.8Yd。可処分所得が月50万円増えると、消費は月40万円増える関係です。
ここを覚える

限界消費性向は、消費の増加分÷可処分所得の増加分。

  1. 01

    切片を見る

    縦軸との交点20が基礎消費です。この単純モデルでは、可処分所得が0でも貯蓄の取り崩しなどによって消費します。

  2. 02

    増加分を比べる

    可処分所得100→150に対し、消費100→140。限界消費性向は40÷50=0.8で、消費関数の傾きに当たります。

  3. 03

    平均と区別する

    所得150のとき平均消費性向は140÷150≒0.933。増加分の割合である限界消費性向0.8とは異なります。

Ydは税や移転を反映した可処分所得、両軸は同じ月の万円です。他の条件を固定した学習用の単純モデルで、実際の家計全員に当てはまる支出割合ではありません。

図解の出典・確認資料

図解:診断士AI編集部/確認日:

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ざっくり言うと

所得が増えると消費も増えるが、増えた分のすべては使わず少し貯蓄する。「今月給料が10万上がったら、8万使って2万貯金する」という行動パターンを数式で表したのが消費関数。ケインズが提唱した「経済の血液の流れ方」の基本方程式です。

もう少し詳しく

ケインズの消費関数 C=c₀+c₁Y(c₀:基礎消費、c₁:限界消費性向、Y:所得)。限界消費性向(MPC)は0<c₁<1。平均消費性向(APC=C/Y)は所得が増えると低下(所得が高いほど消費割合は低下)。後に恒常所得仮説(フリードマン)や生涯所得仮説(モディリアーニ)で修正されました。

具体例

所得が500万円から600万円に100万円増えたとき、消費が80万円増えたなら限界消費性向は0.8。この数字が財政政策の乗数を決める。限界消費性向が高い(低所得層)人々への給付金は、高所得者への減税より景気刺激効果が大きいと言われます。

試験対策ポイント

ケインズ型消費関数の計算(限界消費性向・平均消費性向・乗数)は必出。恒常所得仮説「一時的所得増より恒常的所得増の方が消費に与える影響が大きい」との対比も把握しておく。

よく比較される用語

乗数効果との違い

消費関数は「所得と消費の関係を示す関数。ケインズ型消費関数ではC=C₀+cYで表され、C₀が基礎消費、cが限界消…」であるのに対し、乗数効果は「政府支出や投資の増加がその何倍もの国民所得の増加をもたらす効果。限界消費性向をcとすると、乗数は1/…」という違いがあります。

「消費関数」のよくある質問

Q. 消費関数とは何ですか?わかりやすく教えてください

所得と消費の関係を示す関数。ケインズ型消費関数ではC=C₀+cYで表され、C₀が基礎消費、cが限界消費性向を意味する。乗数効果の大きさを左右する重要な概念。 わかりやすく言うと、所得が増えると消費も増えるが、増えた分のすべては使わず少し貯蓄する。「今月給料が10万上がったら、8万使って2万貯金する」という行動パターンを数式で表したのが消費関数。ケインズが提唱した「経済の血液の流れ方」の基本方程式です。

Q. 消費関数は診断士試験のどの科目で出題されますか?

消費関数は「経済学」の科目で出題されます。マクロ経済学の分野に分類され、関連する概念と合わせて理解することが重要です。

Q. 消費関数の具体例を教えてください

所得が500万円から600万円に100万円増えたとき、消費が80万円増えたなら限界消費性向は0.8。この数字が財政政策の乗数を決める。限界消費性向が高い(低所得層)人々への給付金は、高所得者への減税より景気刺激効果が大きいと言われます。

Q. 消費関数を効率よく覚えるコツは?

消費関数を覚えるコツは、①まず定義を自分の言葉で言い換えること、②実際のビジネスや日常生活の具体例と結びつけること、③関連する用語とセットで比較しながら覚えることです。診断士AIの4択クイズで繰り返し出題されることで、記憶が定着します。

診断士AIクイズ
この用語を4択で確認しよう

Q. 次の説明に当てはまる用語は?

「所得と消費の関係を示す関数」

読んだ次は、解いて確認

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「消費関数」の基本情報

用語名消費関数
分野マクロ経済学
出題科目経済学
重要度★★★★★頻出
関連用語数8語

「消費関数」を覚えた次にやること

用語の意味を確認したら、同じ分野の用語、科目別の攻略法、問題演習へ進むと知識が得点につながります。

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