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勉強法 読了 13分2026-03-15

中小企業診断士に挑戦!初心者が最初にやるべき5つのこと【完全初学者向け】

中小企業診断士試験に初めて挑戦する方へ。何から始めればいいかわからない初学者が、最初にやるべき5つのステップを具体的に解説します。

はじめに:「何から始めればいいかわからない」あなたへ

「中小企業診断士に興味はあるけど、何から手をつければいいのかさっぱりわからない」——この記事は、まさにそんな状態のあなたのために書きました。

中小企業診断士試験は、1次試験7科目+2次試験4事例という広大な試験範囲を持つ国家資格です。情報を集め始めると、科目名、テキスト、予備校、勉強法……情報量に圧倒されて、結局「今日はもういいか」となりがちです。

この記事を読み終わった時点で、あなたは今日から何をすればいいかが明確になっています。5つのステップを順番にこなすだけで、合格への第一歩を踏み出せます。

ステップ1:試験の全体像を把握する

まずは「何が問われるのか」を理解しましょう。闇雲に勉強を始める前に、試験の構造を知ることが最優先です。

1次試験(マークシート)

科目配点特徴
経済学・経済政策100点グラフの読み取りが中心。理解型
財務・会計100点計算問題が多い。毎日の積み重ねが必要
企業経営理論100点経営学の基礎。2次試験に直結
運営管理100点生産管理+店舗管理。暗記と理解の両方
経営法務100点法律の暗記が中心。直前期の追い込みが有効
経営情報システム100点IT知識。基本情報技術者レベル
中小企業経営・政策100点白書の内容。毎年出題内容が変わる

合格基準:合計420点以上(平均60点以上)かつ、各科目40点以上。

2次試験(記述式)

事例テーマ関連する1次科目
事例Ⅰ組織・人事企業経営理論
事例Ⅱマーケティング・流通企業経営理論
事例Ⅲ生産・技術運営管理
事例Ⅳ財務・会計財務・会計

2次試験は与件文(企業の事例)を読んで、経営課題の分析と提案を記述する試験です。1次試験の知識をベースに「考える力」が問われます。

全体スケジュール

  • 1次試験:例年8月上旬の土日(2日間)
  • 2次試験(筆記):例年10月下旬の日曜日
  • 2次試験(口述):例年12月中旬

ここまでを頭に入れたら、ステップ1は完了です。

ステップ2:学習スタイルを決める

次に、「どうやって勉強するか」を決めます。大きく3つのスタイルがあります。

選択肢①:通学講座

メリット:カリキュラムが組まれている、講師に質問できる、強制力がある デメリット:費用が高い(20〜30万円)、通学時間がかかる、スケジュールが固定される

向いている人:自分だけでは勉強のペースを保てない人、費用に余裕がある人

選択肢②:通信講座

メリット:自分のペースで進められる、通学より安い(5〜15万円)、動画で何度でも復習できる デメリット:自己管理能力が必要、質問の回答に時間がかかる

向いている人:自分のペースで進めたいが、教材選びに自信がない人

選択肢③:完全独学

メリット:最もコストが低い(2〜5万円)、完全に自分のペースで進められる デメリット:教材選びから学習計画まですべて自分で行う必要がある

向いている人:自己管理能力が高い人、コストを抑えたい人、過去に他の資格を独学で取得した経験がある人

どのスタイルを選んでも、最終的に合否を分けるのは自分で問題を解いた量です。迷ったら、まずは独学で始めてみて、行き詰まったら通信講座に切り替えるのも一つの手です。

ステップ3:科目の学習順序を決める

7科目を同時並行で進めるのは非効率です。各科目の詳しい特徴は7科目の特徴と攻略法で解説しています。おすすめの学習順序は以下の通りです。

おすすめの学習順序

第1グループ(最初に着手)

  1. 企業経営理論:経営学の基礎であり、2次試験の事例Ⅰ・Ⅱの土台になる。他の科目を学ぶ上でも基礎知識として役立つため、最初に取り組むのがベスト。
  2. 財務・会計:計算力は一朝一夕には身につかない。毎日少しずつ計算問題を解く習慣を早期に作ることが重要。

第2グループ(基礎固めの後に) 3. 運営管理:2次試験の事例Ⅲに直結。生産管理の専門用語は早めに覚えておきたい。 4. 経済学・経済政策:理解に時間がかかるが、一度わかれば安定して得点できる科目。

第3グループ(中盤以降) 5. 経営情報システム:IT知識がある人は後回しでも大丈夫。ない人は早めに着手を。

第4グループ(直前期でもOK) 6. 経営法務:暗記中心なので直前2〜3ヶ月で集中的に。 7. 中小企業経営・政策:白書の内容は直前期に最新のものを覚えるのが効率的。

なぜこの順序なのか

理由はシンプルです。「2次試験に関連する科目を先に、暗記科目は後に」という原則です。2次試験の対策は1次試験の知識がベースになるため、1次試験の勉強段階で2次関連科目を深く理解しておくと、2次対策がスムーズに進みます。

ステップ4:1日の学習時間と期間を設定する

合格までに必要な学習時間の目安

中小企業診断士試験の合格に必要な学習時間は、一般的に800〜1,200時間と言われています。

1日の学習時間必要な期間(1,000時間の場合)
1時間約2年9ヶ月
1.5時間約1年10ヶ月
2時間約1年4ヶ月
3時間約11ヶ月

社会人であれば、平日1〜2時間、休日3〜5時間が現実的なラインです。この場合、1年〜1年半で合格を目指すスケジュールになります。具体的なスケジュールの立て方は勉強時間の目安とスケジュールで詳しく解説しています。

現実的な学習計画の立て方

いきなり「毎日3時間勉強する」と決めても続きません。まずは**「毎日30分は必ず勉強する」**という最低ラインを設定し、慣れてきたら徐々に時間を増やしていくのがコツです。

大切なのは「毎日ゼロにしない」こと。たとえ5分でも、学習に触れる日を途切れさせないことが習慣化の鍵です。途中で挫折しそうになった場合の対処法は挫折を防ぐ7つの方法をご覧ください。

ステップ5:最初の1科目を今日始める

ここまでのステップで、試験の全体像、学習スタイル、科目の順序、学習時間が決まりました。あとは実際に始めるだけです。

今日やること

  1. 企業経営理論のテキストを1冊用意する(書店で購入 or アプリで開始)
  2. 第1章を読む(完璧に理解しなくてOK。まずは「こんな内容なんだ」と把握する)
  3. 確認問題を5問解く(テキストの章末問題 or アプリのクイズ)

これだけで、あなたは「中小企業診断士受験生」としての第一歩を踏み出したことになります。

初学者がやりがちな失敗

  • 教材選びに時間をかけすぎる:「最高のテキスト」を探して2週間——これは時間の無駄です。大手出版社の定番テキストならどれも一定レベルの品質があります。選び方に迷った方はテキスト・参考書おすすめを参考にして、まずは1冊に決めて始めましょう。
  • 計画を完璧に作ろうとする:計画は走りながら修正するものです。最初の1週間は「毎日30分、企業経営理論を読む」だけで十分。
  • 合格体験記を読みすぎる:他人の成功体験を読んでも、あなたの勉強は進みません。参考程度にとどめて、実際の学習時間を確保しましょう。

初学者が特に不安に感じる3つの疑問

Q1:「文系でも財務・会計はできますか?」

はい、できます。中小企業診断士の財務・会計は、高度な数学は不要です。中学レベルの四則演算ができれば十分です。最初は「簿記3級」の入門テキストから始めるのもおすすめです。

Q2:「仕事が忙しくて勉強時間が取れません」

1日30分からで構いません。通勤時間にスマホで用語を覚える、昼休みに10問だけクイズを解く——このような「すき間時間」の積み重ねで合格した方は多くいます。

Q3:「独学で本当に合格できますか?」

独学合格者は毎年一定数います。ポイントは「正しい教材」「正しい順序」「継続する仕組み」の3つです。この記事のステップ通りに進めれば、独学でも十分に合格可能です。

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まとめ

初心者が最初にやるべき5つのステップを振り返ります。

  1. 試験の全体像を把握する(1次7科目+2次4事例)
  2. 学習スタイルを決める(通学/通信/独学)
  3. 科目の学習順序を決める(2次関連科目から先に)
  4. 1日の学習時間と期間を設定する(まずは毎日30分から)
  5. 最初の1科目を今日始める(企業経営理論がおすすめ)

「いつか始めよう」ではなく、「今日始める」ことが合格への最短ルートです。

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