ファイナンス理論財務・会計

WACC(加重平均資本コスト)とは?

教科書的な定義

株主資本コストと負債コストを加重平均した資本コスト。企業価値評価の割引率として使用。

ざっくり言うと

会社がお金を集めるための「総合的な金利」。銀行からの借金の利息と、株主が期待するリターンを、借金と自己資金の割合で「ブレンド」したもの。コーヒーでいえば、ミルク(負債コスト)とエスプレッソ(株主資本コスト)の配合比率で味(WACC)が決まります。

もう少し詳しく

WACC=Re×E/(D+E)+Rd×(1−T)×D/(D+E)。Re=株主資本コスト、Rd=負債コスト、T=法人税率、E=株主資本の時価、D=負債の時価。負債コストに(1−T)を掛けるのは利息の損金算入による節税効果を反映するため。WACCはDCF法の割引率として使用され、企業価値評価の根幹を成す指標です。資本構成(D/E比率)の変化によりWACCも変動します。

具体例

自己資本60%(株主資本コスト10%)、負債40%(借入利率3%、法人税率30%)の企業のWACCは10%×0.6+3%×(1−30%)×0.4=6%+0.84%=6.84%。この6.84%が投資判断のハードルレートになります。

試験対策ポイント

WACC計算は最頻出。特に「負債コスト×(1−税率)」の節税効果を忘れないこと。株主資本コストはCAPMで求める→WACCを計算→DCF法で企業価値算出、という一連の流れを体系的に理解すること。

よく比較される用語

株主資本コストとの違い

WACC(加重平均資本コスト)は「株主資本コストと負債コストを加重平均した資本コスト。企業価値評価の割引率として使用。…」であるのに対し、株主資本コストは「株主が要求する期待収益率。CAPMなどで算出。…」という違いがあります。

資本コストとの違い

WACC(加重平均資本コスト)は「株主資本コストと負債コストを加重平均した資本コスト。企業価値評価の割引率として使用。…」であるのに対し、資本コストは「資金調達に伴うコスト。株主資本コストと負債コストの加重平均(WACC)。…」という違いがあります。

WACC(加重平均資本コスト)」のよくある質問

Q. WACC(加重平均資本コスト)とは何ですか?わかりやすく教えてください

株主資本コストと負債コストを加重平均した資本コスト。企業価値評価の割引率として使用。 わかりやすく言うと、会社がお金を集めるための「総合的な金利」。銀行からの借金の利息と、株主が期待するリターンを、借金と自己資金の割合で「ブレンド」したもの。コーヒーでいえば、ミルク(負債コスト)とエスプレッソ(株主資本コスト)の配合比率で味(WACC)が決まります。

Q. WACC(加重平均資本コスト)は診断士試験のどの科目で出題されますか?

WACC(加重平均資本コスト)は「財務・会計」の科目で出題されます。ファイナンス理論の分野に分類され、関連する概念と合わせて理解することが重要です。

Q. WACC(加重平均資本コスト)の具体例を教えてください

自己資本60%(株主資本コスト10%)、負債40%(借入利率3%、法人税率30%)の企業のWACCは10%×0.6+3%×(1−30%)×0.4=6%+0.84%=6.84%。この6.84%が投資判断のハードルレートになります。

Q. WACC(加重平均資本コスト)を効率よく覚えるコツは?

WACC(加重平均資本コスト)を覚えるコツは、①まず定義を自分の言葉で言い換えること、②実際のビジネスや日常生活の具体例と結びつけること、③関連する用語とセットで比較しながら覚えることです。診断士AIの4択クイズで繰り返し出題されることで、記憶が定着します。

診断士AIクイズ
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Q. 次の説明に当てはまる用語は?

株主資本コストと負債コストを加重平均した資本コスト

WACC(加重平均資本コスト)」の基本情報

用語名WACC(加重平均資本コスト)
分野ファイナンス理論
出題科目財務・会計
重要度★★★★★頻出
関連用語数8

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