組織論企業経営理論

権限・責任一致の原則とは?

教科書的な定義

与えられる権限と負うべき責任は対等であるべきという組織設計の原則。

図でつかむ企業経営理論

権限・責任一致の原則を、ひと目で。

権限・責任一致の原則は、果たすべき責任に見合う決定権を与える考え方です。責任だけ、権限だけが大きくならないよう関係を整えます。

納期管理を任せる仮例の比較。権限が不足する状態では納期責任があるのに作業順を変えられない。対応させた状態では同じ責任に必要な作業順変更の権限がある。
安全・品質などの条件を守る範囲で作業順を決める仮例。無制限の権限を与える図ではありません。
ここを覚える

求める結果に対して、必要な決定権があるかを見る。

  1. 01

    責任を具体化

    図では定められた納期を守る役割を担当者に任せます。何を達成する責任かを明らかにします。

  2. 02

    必要な権限を確認

    納期に合わせて作業順を調整する決定権があるかを見ます。責任を負わせるだけでは調整できません。

  3. 03

    範囲を対応させる

    安全・品質の基準や相談が必要な範囲も定めます。責任と無関係に大きな権限を与えることも避けます。

学習用の組織設計の例で、法的責任の判定ではありません。権限があっても資源・情報・能力などの条件は別に必要です。

ざっくり言うと

子供に「お小遣いで好きなもの買っていいよ」と自由(権限)を与えたなら、「何を買ったか報告してね」と責任も負わせるべき。権限だけで責任がなければ好き放題、責任だけで権限がなければ何もできない。両方がバランスしてこそ健全です。

もう少し詳しく

ファヨールの管理原則の一つ。権限(authority)=仕事を命令し遂行させる力。責任(responsibility)=与えられた権限に対して結果の義務を負うこと。両者が一致しない場合、①権限>責任→権限の乱用②責任>権限→責任の回避、というどちらも望ましくない状態が生まれる。

具体例

店長に「売上目標の責任」はあるのに「仕入れの権限」がなかったら、目標達成できないのは当然。逆に、権限だけ与えて結果の責任を問わなければ、勝手な仕入れで赤字になるかもしれない。

試験対策ポイント

ファヨールの管理原則の一つとして出題。他の原則(命令一元化、統制範囲)と合わせて覚える。

権限・責任一致の原則」のよくある質問

Q. 権限・責任一致の原則とは何ですか?わかりやすく教えてください

与えられる権限と負うべき責任は対等であるべきという組織設計の原則。 わかりやすく言うと、子供に「お小遣いで好きなもの買っていいよ」と自由(権限)を与えたなら、「何を買ったか報告してね」と責任も負わせるべき。権限だけで責任がなければ好き放題、責任だけで権限がなければ何もできない。両方がバランスしてこそ健全です。

Q. 権限・責任一致の原則は診断士試験のどの科目で出題されますか?

権限・責任一致の原則は「企業経営理論」の科目で出題されます。組織論の分野に分類され、関連する概念と合わせて理解することが重要です。

Q. 権限・責任一致の原則の具体例を教えてください

店長に「売上目標の責任」はあるのに「仕入れの権限」がなかったら、目標達成できないのは当然。逆に、権限だけ与えて結果の責任を問わなければ、勝手な仕入れで赤字になるかもしれない。

Q. 権限・責任一致の原則を効率よく覚えるコツは?

権限・責任一致の原則を覚えるコツは、①まず定義を自分の言葉で言い換えること、②実際のビジネスや日常生活の具体例と結びつけること、③関連する用語とセットで比較しながら覚えることです。診断士AIの4択クイズで繰り返し出題されることで、記憶が定着します。

診断士AIクイズ
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Q. 次の説明に当てはまる用語は?

与えられる権限と負うべき責任は対等であるべきという組織設計の原則

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権限・責任一致の原則」の基本情報

用語名権限・責任一致の原則
分野組織論
出題科目企業経営理論
重要度★★★★★頻出
関連用語数8

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