経営戦略論企業経営理論

スイッチングコスト(Switching Cost)とは?

教科書的な定義

顧客が現在の製品・サービスから他社製品に乗り換える際に発生するコスト。金銭的コストだけでなく、心理的コスト、学習コストも含む。

図でつかむ企業経営理論

スイッチングコスト(Switching Cost)を、ひと目で。

スイッチングコストは、他の製品やサービスへ乗り換える際の負担です。お金以外にも、移行の時間や操作の覚え直し、慣れた関係を変える負担があります。

会計ソフトを乗り換える仮例の3区分。金銭は移行費、時間・学習はデータ移行と操作習得、関係・心理は慣れたサポートを離れる不安。
料金だけでは見えない乗り換え負担を整理する仮例です。各区分は重なり合うことがあります。
ここを覚える

料金0円と、負担0は同じではない。

  1. 01

    金銭を数える

    移行作業を依頼する料金など、乗り換えによって新たに発生する支出を確認します。

  2. 02

    時間を数える

    データの移し替えや操作の覚え直しにも時間を使います。解約金がなくても、この負担は残り得ます。

  3. 03

    継続理由を分ける

    満足して続けることと、乗り換えが大変で続けることは異なります。継続率だけで顧客満足は断定できません。

会計ソフトは学習用の仮例です。過去に払って回収できない費用と、これから乗り換えるための負担を混同しないようにします。

ざっくり言うと

今使っているスマホから別のメーカーに変えるときの面倒くささ。アプリのデータ移行、操作の覚え直し、ケースの買い替え…。これら全部がスイッチングコスト。面倒だから「もういいや、今のまま使おう」となる、その「面倒さ」こそが企業にとっての武器になります。

もう少し詳しく

スイッチングコストの種類:①金銭的コスト(違約金、新製品の購入費)②手続きコスト(データ移行、設定変更)③学習コスト(新しい操作方法の習得)④心理的コスト(慣れ親しんだものへの愛着)⑤関係的コスト(担当者との信頼関係のリセット)。企業はスイッチングコストを高めることで顧客の囲い込みを図ります。

具体例

Microsoft Officeを使い続ける理由の大半はスイッチングコスト。Google Docsに乗り換えると、過去のファイルの互換性問題や操作の再学習が必要。銀行口座も引き落とし設定の変更が面倒で、なかなか乗り換えません。

試験対策ポイント

参入障壁の一要素として出題される。「ロックイン効果」との関連も押さえる。

スイッチングコスト(Switching Cost)」のよくある質問

Q. スイッチングコスト(Switching Cost)とは何ですか?わかりやすく教えてください

顧客が現在の製品・サービスから他社製品に乗り換える際に発生するコスト。金銭的コストだけでなく、心理的コスト、学習コストも含む。 わかりやすく言うと、今使っているスマホから別のメーカーに変えるときの面倒くささ。アプリのデータ移行、操作の覚え直し、ケースの買い替え…。これら全部がスイッチングコスト。面倒だから「もういいや、今のまま使おう」となる、その「面倒さ」こそが企業にとっての武器になります。

Q. スイッチングコスト(Switching Cost)は診断士試験のどの科目で出題されますか?

スイッチングコスト(Switching Cost)は「企業経営理論」の科目で出題されます。経営戦略論の分野に分類され、関連する概念と合わせて理解することが重要です。

Q. スイッチングコスト(Switching Cost)の具体例を教えてください

Microsoft Officeを使い続ける理由の大半はスイッチングコスト。Google Docsに乗り換えると、過去のファイルの互換性問題や操作の再学習が必要。銀行口座も引き落とし設定の変更が面倒で、なかなか乗り換えません。

Q. スイッチングコスト(Switching Cost)を効率よく覚えるコツは?

スイッチングコスト(Switching Cost)を覚えるコツは、①まず定義を自分の言葉で言い換えること、②実際のビジネスや日常生活の具体例と結びつけること、③関連する用語とセットで比較しながら覚えることです。診断士AIの4択クイズで繰り返し出題されることで、記憶が定着します。

診断士AIクイズ
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Q. 次の説明に当てはまる用語は?

顧客が現在の製品・サービスから他社製品に乗り換える際に発生するコスト

読んだ次は、解いて確認

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スイッチングコスト(Switching Cost)」の基本情報

用語名スイッチングコスト(Switching Cost)
分野経営戦略論
出題科目企業経営理論
重要度★★★★★頻出
関連用語数8

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