価格弾力性とは?
教科書的な定義
価格の変化に対して需要量や供給量がどの程度変化するかを示す指標。弾力性が1より大きい財を弾力的、1より小さい財を非弾力的という。
価格弾力性を、ひと目で。
需要の価格弾力性は、価格の変化に数量がどれだけ反応するかを表します。同じ値下げでも、数量の増え方で売上の結果が変わります。
値下げだけでなく、数量がどれだけ増えるかを見る。
- 01
数量が大きく増えるA
価格100→90円、数量100→120個。売上は10,000→10,800円です。中点法の弾力性は(20÷110)÷(10÷95)≒1.73。
- 02
数量の増加が小さいB
価格100→90円、数量100→105個。売上は10,000→9,450円です。中点法の弾力性は(5÷102.5)÷(10÷95)≒0.46。
- 03
1との大小で整理
ここでは需要の価格弾力性の絶対値を使います。1より大きければ弾力的、1より小さければ非弾力的。この比較では値下げ後の売上の方向が分かれます。
中点法は変化前後の平均を分母に使います。グラフの傾きだけで弾力性は判断できません。また、売上が増えても利益が増えるとは限りません。
ざっくり言うと
ガソリンの値段が10%上がっても、車通勤の人は「仕方ない」と買い続ける(非弾力的)。でもブランドバッグが10%値上がりしたら「やめとこ」となる人が多い(弾力的)。この「値段の変化にどれくらい反応するか」が価格弾力性です。
もう少し詳しく
需要の価格弾力性=需要量の変化率÷価格の変化率(絶対値)。弾力性>1なら弾力的(値下げで売上増)、<1なら非弾力的(値上げで売上増)。必需品は非弾力的、奢侈品は弾力的になる傾向があります。供給の弾力性も同様に定義されます。
具体例
タバコや医薬品は価格弾力性が低く、値上げしても需要はあまり減らない。政府がタバコ税を上げても税収が安定する理由はここにあります。逆に旅行やレジャーは弾力性が高く、景気に敏感に反応します。
試験対策ポイント
弾力性と売上高(=価格×数量)の関係が頻出。弾力性>1のとき値下げで売上増、<1のとき値上げで売上増という点を計算で示せるようにすること。
「価格弾力性」のよくある質問
Q. 価格弾力性とは何ですか?わかりやすく教えてください
価格の変化に対して需要量や供給量がどの程度変化するかを示す指標。弾力性が1より大きい財を弾力的、1より小さい財を非弾力的という。 わかりやすく言うと、ガソリンの値段が10%上がっても、車通勤の人は「仕方ない」と買い続ける(非弾力的)。でもブランドバッグが10%値上がりしたら「やめとこ」となる人が多い(弾力的)。この「値段の変化にどれくらい反応するか」が価格弾力性です。
Q. 価格弾力性は診断士試験のどの科目で出題されますか?
価格弾力性は「経済学」の科目で出題されます。ミクロ経済学の分野に分類され、関連する概念と合わせて理解することが重要です。
Q. 価格弾力性の具体例を教えてください
タバコや医薬品は価格弾力性が低く、値上げしても需要はあまり減らない。政府がタバコ税を上げても税収が安定する理由はここにあります。逆に旅行やレジャーは弾力性が高く、景気に敏感に反応します。
Q. 価格弾力性を効率よく覚えるコツは?
価格弾力性を覚えるコツは、①まず定義を自分の言葉で言い換えること、②実際のビジネスや日常生活の具体例と結びつけること、③関連する用語とセットで比較しながら覚えることです。診断士AIの4択クイズで繰り返し出題されることで、記憶が定着します。