ミクロ経済学経済学
コースの定理とは?
教科書的な定義
取引費用がゼロであれば、外部性が存在しても当事者間の自発的交渉により効率的な資源配分が達成されるという定理。初期の権利配分に関係なく同じ結果になる。
ざっくり言うと
工場の煙で隣の家の洗濯物が汚れる問題。政府が規制するのも一つの手だけど、コースさんは「当事者同士で話し合えば、誰に権利があろうと効率的な結果にたどり着くよ」と言った。ただし「交渉コストがゼロならね」という大事な条件付きです。
もう少し詳しく
コースの定理は「取引費用がゼロであれば、初期の権利配分に関係なく、当事者間の自発的交渉によってパレート最適な資源配分が達成される」というもの。現実には取引費用が存在するため、権利配分や制度設計が重要になります。コースは取引費用の概念で企業の存在理由も説明しました。
具体例
牧場主の牛が隣の農家の畑を荒らす場合、法律がどちらの味方でも、交渉コストがなければ最適な対策水準に到達する。現実には弁護士費用などの取引費用があるため、排出権取引制度のような制度設計が必要になります。
試験対策ポイント
「取引費用ゼロ」という前提条件を正確に述べられるかがポイント。外部性の解決策としてピグー税(政府介入)との対比で出題されることが多い。
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「取引費用がゼロであれば、外部性が存在しても当事者間の自発的交渉により効率的な資源配分が達成されるという定理」