職務充実(Job Enrichment)とは?
教科書的な定義
ハーズバーグが提唱。職務に計画、統制、責任などの垂直的要素を付加すること。動機づけ要因の充実を目指す。
職務充実(Job Enrichment)を、ひと目で。
職務充実は、仕事に計画・判断・振り返りなどの責任や裁量を加えることです。作業の種類を増やす職務拡大と区別します。
実行に加えて、計画や改善を任せるのが職務充実。
- 01
判断を加える
指示どおり実行するだけでなく、担当者が進め方を計画できるようにします。責任と裁量が深まります。
- 02
結果を生かす
結果を自分で確かめ、次の手順の改善へつなげます。達成や成長を感じられる仕事の設計を目指します。
- 03
拡大と分ける
検品に梱包を追加するだけなら職務拡大です。どの作業を増やしたかに加え、何を決められるようになったかを見ます。
学習用の仮例。責任だけを増やし、必要な権限・支援を与えない状態を職務充実の成功とはみなしません。意欲への効果は状況によります。
ざっくり言うと
バイトが「店長がいなくても自分の判断でクレーム対応していいよ」と言われること。ただ作業するだけでなく、計画を立て、方法を自分で決め、結果に責任を持つ。仕事に「深み」が加わり、やりがいが生まれます。
もう少し詳しく
ハーズバーグが提唱。動機づけ要因(達成、承認、責任、成長)を仕事自体に組み込むことで内発的動機づけを高める。職務拡大(水平的に仕事を広げる)との違いは、「垂直的に」計画・統制・評価の要素を付加する点。職務特性モデル(ハックマン&オルダム)の理論的基盤にもなっている。
具体例
工場作業者に「自分で品質検査もやって、問題があれば自分の判断でラインを止めていい」と権限を与える。トヨタの「自働化」はまさに職務充実の実践例。
試験対策ポイント
職務拡大との違い(水平vs垂直)が最も問われる。ハーズバーグの二要因理論との関連も理解する。
「職務充実(Job Enrichment)」のよくある質問
Q. 職務充実(Job Enrichment)とは何ですか?わかりやすく教えてください
ハーズバーグが提唱。職務に計画、統制、責任などの垂直的要素を付加すること。動機づけ要因の充実を目指す。 わかりやすく言うと、バイトが「店長がいなくても自分の判断でクレーム対応していいよ」と言われること。ただ作業するだけでなく、計画を立て、方法を自分で決め、結果に責任を持つ。仕事に「深み」が加わり、やりがいが生まれます。
Q. 職務充実(Job Enrichment)は診断士試験のどの科目で出題されますか?
職務充実(Job Enrichment)は「企業経営理論」の科目で出題されます。組織論の分野に分類され、関連する概念と合わせて理解することが重要です。
Q. 職務充実(Job Enrichment)の具体例を教えてください
工場作業者に「自分で品質検査もやって、問題があれば自分の判断でラインを止めていい」と権限を与える。トヨタの「自働化」はまさに職務充実の実践例。
Q. 職務充実(Job Enrichment)を効率よく覚えるコツは?
職務充実(Job Enrichment)を覚えるコツは、①まず定義を自分の言葉で言い換えること、②実際のビジネスや日常生活の具体例と結びつけること、③関連する用語とセットで比較しながら覚えることです。診断士AIの4択クイズで繰り返し出題されることで、記憶が定着します。