ミクロ経済学経済学
寡占とは?
教科書的な定義
少数の企業が市場を支配している市場構造。各企業が互いの行動を意識して意思決定を行うため、ゲーム理論による分析が有効となる。
ざっくり言うと
町に3軒しかない携帯ショップがドコモ・au・ソフトバンクだとする。少数の店が市場を分け合っている状態が寡占。相手の動きを見ながら「うちも値下げしようかな…」と駆け引きが始まる。将棋のような読み合いの世界です。
もう少し詳しく
寡占市場の特徴は企業間の相互依存性。分析にはゲーム理論が用いられます。クールノー・モデル(数量競争)、ベルトラン・モデル(価格競争)、シュタッケルベルク・モデル(先手・後手)など複数の分析フレームワークがあります。屈折需要曲線モデルは価格の硬直性を説明します。
具体例
日本のビール業界(キリン・アサヒ・サントリー・サッポロの4社寡占)、航空業界(ANA・JALの複占)、コンビニ(セブン・ファミマ・ローソンの3社寡占)がわかりやすい例。各社の価格設定は他社を強く意識しています。
試験対策ポイント
クールノー均衡の計算問題は頻出。反応関数を連立方程式で解く手順を練習しておくこと。屈折需要曲線による価格硬直性の説明も要チェック。