ミクロ経済学経済学
独占とは?
教科書的な定義
市場に供給者が1社のみ存在する市場構造。独占企業は価格支配力を持ち、限界収入=限界費用となる点で生産量を決定する。完全競争と比べ価格は高く数量は少なくなる。
ざっくり言うと
町に1軒しかないラーメン屋を想像してください。ライバルがいないから、値段を好きに決められる。麺を200円で仕入れて1,500円で売っても、他に選択肢がないから客は来る。この「自分だけの王国」状態が独占です。
もう少し詳しく
独占企業はプライスメイカーとして MR(限界収入)=MC(限界費用)で利潤最大化を行います。完全競争と異なり P>MC となるため、死荷重(デッドウェイトロス)が発生し、社会的には非効率になります。自然独占の場合は平均費用価格規制や限界費用価格規制で対応します。
具体例
かつてのNTTの固定電話、現在のJR各社のローカル路線は地域独占の例。デビアスのダイヤモンド市場支配も長年の独占事例でした。GoogleやMetaも検索・SNS市場で事実上の独占的地位にあると指摘されています。
試験対策ポイント
独占企業の利潤最大化条件 MR=MC と、そのときの価格決定のグラフは必ず描けるようにすること。死荷重の面積計算も頻出。