AI活用 読了 12分更新 2026-09-05

中小企業診断士の問題をAIで作る方法|プロンプト・検算付きCVP例題

ChatGPTなどで中小企業診断士の類題を作る手順を、コピペ用プロンプトと検算済みCVP問題2問で解説。正答・単位・選択肢の点検方法、公式過去問とAI類題の使い分け、解説付き問題集も紹介。

執筆・編集:診断士AI編集部一次資料との照合:診断士AI編集部編集・検証方針

AIで類題を作るときは、正答を確認できる範囲から始める

中小企業診断士の過去問を繰り返し、「答えの位置は覚えたけれど、理由を説明できない」と感じたら、同じ論点で条件を一つ変えた問題を補助的に使う方法があります。

ChatGPTなどで類題を作ることはできますが、生成された設問・正答・解説がすべて正しいとは限りません。作成数を増やす前に、何を確かめる問題かを決め、自分で検算できる形にします。本記事では、コピペして調整できる指示文と、編集部が数値を確認したオリジナルCVP問題2問を掲載します。

記事と自社機能の確認日:2026年9月5日。本文の例題は公式過去問を転載したものではなく、架空の条件で作った学習用問題です。生成AIを使った学習効果や、本試験と同じ難易度を保証するものではありません。

問題づくりの準備を省いて解説付き問題を試したい方は、診断士AIで登録なしの1次5問を解くから進めます。

過去問とAI類題の役割を決める

過去問では実際の問い方や要求を確認し、類題では自分が混同した部分を確認します。「過去問を全部覚えたから、AIだけに切り替える」と決める必要はありません。

今の状態先にすること類題を使う場合の目的
正答の解説自体が理解できない教材に戻って定義・式を確認説明できる状態になってから使う
数字を変えると解けない元の問題を記号で整理条件を一つ変えて式の意味を確認
選択肢の位置を覚えている選択肢ごとの判断理由を書く問い方が変わっても判断できるか確認
解けるが時間がかかる途中式と手順を点検内容を確認済みの問題で時間を測る

過去問の復習方法で間違いを分類してから、追加問題が必要かを決めてください。AIの学習への使い分けは中小企業診断士のAI勉強法で紹介しています。

コピペ用:1次試験の類題を作るプロンプト

元の過去問を丸ごと貼り付けなくても、論点とつまずいた理由から練習問題を依頼できます。教材の文章を入力するときは、利用が認められている範囲を確認してください。

中小企業診断士1次試験の学習用に、次の論点だけを確認するオリジナル四択問題を1問作ってください。

科目:財務・会計 論点:損益分岐点販売数量と売上高の区別 私のつまずき:数量を求めたのに、円で答えてしまった 条件:単一商品、単価と単位当たり変動費は一定、固定費も一定。数値は架空で、販売数量が整数になる設定にする。

最初は問題と選択肢だけを表示してください。私の回答後に、正答・式・単位・各誤答が表す間違いを説明してください。必要な条件が欠けていないか、正答が一つだけか、答えを元の式に代入して成立するかも確認してください。本試験の問題・難易度を再現したとは書かないでください。

生成後の自己点検まで依頼しても、正しさが保証されるわけではありません。次の2問のように、式への代入まで自分で確認します。

検算付き例題1:損益分岐点販売数量

架空のA社は商品を1個2,000円で販売する。単位当たり変動費は1,200円、月間固定費は160,000円である。単一商品のみを販売し、この範囲で単価・単位当たり変動費・固定費は変化せず、生産した分を販売するとする。月間の損益分岐点販売数量として適切なものを選べ。

  • ア:80個
  • イ:200個
  • ウ:400個
  • エ:400,000個

解答・解説

正答はイ:200個です。

1個売るごとに固定費の回収と利益に充てられる金額は、2,000円 − 1,200円 = 800円/個。この単位当たり限界利益で固定費を割ります。

  • 損益分岐点販売数量 = 160,000円 ÷ 800円/個 = 200個
  • そのときの売上高 = 2,000円 × 200個 = 400,000円
  • 営業利益 = 400,000円 − 1,200円 × 200個 − 160,000円 = 0円

アの80個は固定費を販売単価で割り、変動費を考慮していません。ウの400個は今回の条件から求まる数量ではありません。エは売上高400,000円を、数量と取り違えた誤答です。

この問題で確認するのは、答えの200という数字だけでなく、円 ÷ 円/個 = 個になるという単位の関係です。

検算付き例題2:変動費だけを変える

例題1と同じA社で、単位当たり変動費だけが1,500円に上がった。他の条件は同じとする。新しい損益分岐点販売数量はいくつになるか。

  • ア:200個
  • イ:250個
  • ウ:320個
  • エ:640個

解答・解説

正答はウ:320個です。

  • 単位当たり限界利益 = 2,000円 − 1,500円 = 500円/個
  • 損益分岐点販売数量 = 160,000円 ÷ 500円/個 = 320個
  • 売上高 = 2,000円 × 320個 = 640,000円
  • 営業利益 = 640,000円 − 1,500円 × 320個 − 160,000円 = 0円

アは変動費が上がる前の数量です。イの250個では限界利益125,000円となり、固定費160,000円を回収できません。エは売上高を千円単位の数字にして、数量に置き換えた誤答です。

変動費が上がると、1個売ったときに固定費の回収へ使える金額が減ります。同じ固定費を回収するために必要な数量が200個から320個へ増えた、と説明できれば、条件変更の意味を確認できます。

この後は、解説を閉じて式を書き直してください。事例Ⅳで途中式を順番に練習したい場合は、登録不要のCVP体験1問も利用できます。

AIが作った問題を採用する前の確認表

確認する箇所通せる状態確認できないとき
問いたい論点一つの主な学習目的が分かる条件を絞って作り直す
問題文の条件期間・単位・必要な数値が明記される足りない条件を補う
正答計算や教材との照合で確認できる演習用には採用しない
選択肢正答が一つで、他が誤りと説明できる重複・曖昧な選択肢を直す
解説式と本文、単位が一致する元の条件から計算し直す
法令・政策・統計受験年度に対応する公式資料で確認済み確認済みの教材を使う

答えが一つに決まらない問題を「難問」として残さないことがポイントです。特に、法務や中小企業政策の年次情報を、自分で確認できないまま生成問題に取り込むのは避けます。

OpenAIの公式試験学習ガイドも、生成された問題・解説を資料と照合し、曖昧な正答や根拠のない内容を取り除く手順を案内しています。この記事の例題や指示文は、診断士AI編集部が作成したものです。

2次記述の練習問題を作るときは

事例Ⅰ〜Ⅲの短い練習事例を作る場合は、実在企業の事実をAIに推測させるより、架空企業であることと、答案の根拠に使える情報を指定します。

架空の小規模製造業を題材に、権限委譲の利点と実施条件を考える短い与件文と、80字以内で答える設問を1問作ってください。与件には社長への判断集中、現場の経験、共有ルールの不足を含めてください。実在企業の事例や本試験の再現とは表現しないでください。私の回答前には解答例を表示しないでください。

これは論点を考える補助練習です。本試験の与件の長さ、設問間の関係、時間配分を再現するものではありません。解答例を出した後は、各主張の根拠が与件内に存在するかを確認します。AIが付けた点数を本試験の評価へ置き換えないでください。

問題作成に時間をかけず、演習を続けたい場合

診断士AIの通常の1次演習では、事前に作成・点検した7科目1,400問のオリジナル類似問題から出題します。会員向け演習では5・10・20問を選び、学習履歴と弱点復習を使えます。その場で無限にAI生成される問題集ではありません。

利用範囲できること始め方
登録不要公開490問の問題・正答・解説を確認公開問題集を見る
登録不要の短い体験1次5問、または事例ⅣCVP1問1次を試す2次を試す
7日間体験・有料プラン全1,400問、会員向け演習と履歴・弱点復習1次対策で会員体験を始める

会員向けの2次対策には、事例Ⅰ〜Ⅲのオリジナル記述演習60問と事例Ⅳ計算トレーナー75問もあります。記述は解答例との比較と自己評価を行う演習です。2次対策の会員体験から確認できます。

7日間体験はカード登録不要で、終了による自動課金はありません。AIコーチは1日10回までなど機能別の上限があり、教材ファイルのダウンロードは有料会員向けです。継続時のWeb料金は月額980円または年額5,500円(税込)、購入後は解約まで自動更新されます。料金と体験の対象範囲を確認してください。

よくある質問

AI問題は何問作れば十分ですか?

一律の必要数は決められません。まず一つの誤答原因に対して1問を作り、根拠を説明して解けるかを確かめます。同じ誤りが残るなら、問題数より条件の読み方や式の理解を見直します。

AI問題の正答率で合格可能性を判断できますか?

自作問題では出題範囲・難易度・正答の品質が揃っていないため、その正答率を本試験の合格可能性として扱えません。確認した論点と、まだ説明できない箇所の記録に使ってください。

診断士AIでは公式過去問が出題されますか?

ここで案内している1,400問は、重要論点と試験範囲を参考に作成したオリジナル類似問題です。公式過去問の転載ではありません。実際の出題形式の確認には公式問題を併用し、診断士AIは日々の演習や復習に使えます。

読んだ次は、解いて確認

自分に必要な学習を、まず体験する

1次試験の問題演習か、2次試験・事例Ⅳの計算を選べます。登録なしで問題と解説を試してください。

登録なしで体験する

登録なしで使える1次試験問題は490問。全1,400問・学習履歴・弱点復習は、無料登録後7日間の体験または有料プランで利用できます。

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診断士AI 編集部

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